
プレジデントFamily 2020夏号 #241
2020年7月27日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【出版社】 プレジデント社
【価格】 ¥909 + 税
【購入】 こちら
「英語」の特集が組まれることがかなり頻繁にあるこのプレジデントFamilyという雑誌ですが、「子供を持つ親向け」の雑誌ということもあり、「小学校英語」に反対をしている立場からすると、その特集内容をこのブログで取り上げる機会は今までありませんでした。
というより敢えて避けてきたというべきかもしれません。
にもかかわらず今回この雑誌のこの号をおススメするのは、この号の企画の筋が非常にいいと感じたからです。
その筋のいい企画とは「(子供たちにとっての)英語との最高の始め方(出会い)」という切り口です。
本書での当企画の導入部分で筑波大学付属小学校の英語担当の荒井和枝先生が以下のように仰っています。
「子供たちと英語との付き合いはこれから長く続きます。だからこそ、最初の出会いが大切です。楽しいと思えるか。楽しいと思えるか。『英語の学習』ではなく、『英語の世界って面白そう!』と興味を持つことから始めてもらいたいですね。」
そうです、子供に対して「英語」サービスを提供することに意味があるとすれば、まさにこの点だけだろうと心の底から思ってきました。
実際に、以前の代表ブログにおいてこの「英語との最高の始め方(出会い)」を実現させる事業の重要性とその継続の困難性について力説したいますのでこちらもご参照いただければ幸いです。
本企画では、この考えに基づいてアニメや絵本、映画やミュージカルなどを細かく紹介しているのですが、それよりなにより私がその通りだと思ったのが、荒井先生の次の指摘でした。
「そのために親ができることは何でしょうか。まず、親自身が英語を楽しむことです。『お母さん、今英語を練習しているんだ。だってあの映画、字幕なしで見られたら素敵だと思わない?』なんて、お母さん自身がワクワクしながら英語に触れている様子を見たら、お子さんだって『英語ってなんだか楽しそう』と思うものです。」
まさにこれこそ「金言」です。
このような「金言」が普通に口から出てくるような小学校の先生に出会えることこそが「英語との最高の始め方(出会い)」だと思いました。