おすすめ書籍紹介

英語の歴史から考える英文法の「なぜ」 #248

2021年2月17日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 英語の歴史から考える英文法の「なぜ」

【著者】  朝尾幸次郎

【出版社】 大修館書店

【価格】  ¥1,800 + 税

【購入】    こちら

皆さんご存知かと思いますが私は、「中学三年分の英文法を血肉にする合宿」という講座を主宰しています。

この講座の目的は、2泊もしくは5泊という超短期間のうちに、英文法を理解し、記憶し、そしてそれを駆使して自分が頭に浮かんだいかなる文章の組み立ても可能にすることです。

このような学校教育で3年以上かけても実現できない目的を2泊や5泊という超短期で達成するためにはそれとは全く異なる方法をとるしかありません。

その異なる方法について、こちらについて少し説明したいと思います。

人間の記憶は、「短期記憶」と「長期記憶」に分けられます。文字通り、前者は短い時間だけの記憶、後者は長い時間維持される記憶です。

前者は、例えば電話番号など数字の羅列のような「意味のない」を適当に読み上げられた時、ごく短時間だけ記憶されるものを言います。このような記憶はおそらく持っても数分くらいの短時間しか持たないはずです。

後者は、エピソード記憶などともいわれ、物語とともに記憶されるもので、その物語のインパクト(刺激)が強ければ強いほど、その記憶は長期間にわたってとどめられ、場合によっては一生忘れないものとなります。

であるとすると、英語をはじめとする外国語学習は、その性質上明らかに「長期記憶」としなければならないのは当然なのですが、従来の英文法の教育では「文法は暗記だ」などと言いわれることからも、それを「短期記憶」に留めざるを得ない方法をとってきました。

ですから、私はこの講座を作るにあたって、英文法の「長期記憶化」を測るために、「なぜそういう文法ルールになっているのか」を物語的に伝えることを重視してきました。

今までこの書籍紹介ブログにおいて数々の「英文法」に関する書籍を紹介してきましたが、その多くが私が主宰する「中学三年分の英文法を血肉にする合宿」の成果に大きな貢献をしてくれています。

しかし、本書はその中でも最高に大きな貢献をしてくれる内容になっています。

というのも、本書ではそのタイトルにある「なぜ」が「そこまで?」と言いたくなるくらい、大前提の部分の「なぜ」を拾ってくれているからです。

例えば、「なぜ、『行ったことがある』はI have been toなのか」、「なぜmustには過去形がないのか」はたまた「不定詞にtoがつくのはなぜ」といった具合です。

日本人と英語ブログ」でも、一つ一つ丁寧に見ていきたいと思います。

 

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