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英語の読み方 #251

2021年5月15日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 英語の読み方

【著者】  北村 一真

【出版社】 中公新書

【価格】  ¥820 + 税

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本書が想定する読者層とは、「大学受験レベルの基本事項について一度は学んだことがあり、辞書を用いて時間を賭ければ、ある程度のレベルの英文の意味を理解することができる人」です。

その上で、本書の目的は、「使える英語を身に着けること」だそうです。

これは、ランゲッジ・ヴィレッジの【国内留学コース】の対象と目的と完全に重なります。

それもそのはず、「話す」と「読む」はどちらも「四技能(聞く・読む・話す・書く)」の構成要素であり、それ以外の二技能(聞く・書く)同様に英語を「使える」ようにするには必要な力だからです。

ただ、昨今「四技能」が声高に叫ばれるのは、一般的に従来の日本の英語教育が「聞く」「読む」の受信二技能に偏りすぎていて、「話す」「書く」の発信二技能が極端に弱いので、そのバランスをとるためだとされており、大学受験でやりすぎるくらいやっている「読む」ことなど、日本人にとっては敢えて叫ぶほどのことではないと思われがちです。

しかし、本書はこの「一般論」を次のように一刀両断にします。

「ここ一年で読んだ英語の本(小説でもエッセイでも評論でも何でもよい)を数冊挙げてください、と言われてサッとあげられる人はどれくらいいるでしょうか。あるいは、英字新聞や英語雑誌を定期的に読んでいる、英語のサイトで日常的に情報収集している、という人はどれくらいいるでしょうか。英語を多少は読める、と言っても、実用的なレベルには到達していないということです。」

まさにその通り、と言わざるを得ません。

ただ、この「読む」については、本書のようにきちんと方法論を提示されれば、この四技能の中で圧倒的に「自学自習」がやりやすい、そして効果がでやすい分野であることは間違いありません。

私も初心に戻って正座して読むことにしました。(笑)

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