英語文章読本 #257
2021年11月3日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【書籍名】 英語文章読本
【著者】 阿部 公彦
【出版社】 研究社
【価格】 ¥2,000 + 税
【購入】 こちら
私は本を読むことは大好きなのですが、英語・日本語に関わらず「小説」というものが好きになれないということを代表ブログにて何度も告白しています。
その理由は、日常生活やビジネスの現場ではほとんどお目にかからないであろう「高尚」で「まどろっこしい」小説独特の言い回しがどうしても苦手で、実用本にあるような直接的で論理的な文章をすぐに求めたくなってしまうからです。
「英語」ということになればなおさらです。
ですが、前回ご紹介した「『英語が読める』の9割は誤読」では、そのような「高尚」で「まどろっこしい」英文に対してどのようにアプローチしたらよいかの豊富な具体例をまとめて提供してくれていて、久しぶりにそのような英文と向き合うよい機会となりました。
だからと言って、好きになったというわけではないですが、モチベーションが少しだけ高まったそのチャンスを逃さぬよう、英語関連書籍としては珍しく積読状態になっていた本書を読むことにしました。
本書のまえがきには以下のような本書の効用が書かれています。
1. 「英語らしさ」を知る。
2. 英語の文章の読みどころを見つける。
3. 文学作品との接し方を体験する。
4. 表現とは何か、について考える。
こんなまえがきに乗せられて読み始めたのですが、意外とスムーズに最後まで読み続けられ、少なくとも4つ目の「文学作品との接し方を体験する」については達成できたかなと思っています。
私と同様に「高尚」で「まどろっこしい」英文に対して苦手意識を持っている方にとってはよい機会になると思います。