
本物の英語力 #143
2016年4月14日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【書籍名】 本物の英語力
【著者】 鳥飼玖美子
【出版社】 講談社現代新書
【価格】 ¥800 + 税
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#41にて「国際共通語としての英語」をご紹介していますが、本書はそれの続編ともいえる本です。
前書も含めて、鳥飼先生の主張は、「たかが英語じゃないか」です。
同じようにこのフレーズを使う人は多いですが、その使用に関わる意図は、以下のように正反対に分かれるものです。
プラスに捉えて、ならばさっさと英語を使えるようになろうと決心するか、それともマイナスにとらえて英語を捨ててしまうか。
もちろん、鳥飼先生は、前者の意味でこの主張をされているわけですが、本書では、従前からのスタンスである「実用的な英語」を追求するという視点から、そのような英語を「どのように学ぶか」という方法論に言及しています。
「たかが英語」、ちゃっちゃと身に付けて、使ってしまえば、悩む必要など全くないのだからと言わんばかりです。
先生は、なかなか具体的な方法論に踏み込んで説明されることは少ないと思いますので、そういった意味では、本書のようなスタンスは非常に珍しいと思います。
文責:代表 秋山昌広