超高速PDCA英語術 #217
2019年6月30日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【書籍名】 超高速PDCA英語術
【著者】 三木 雄信
【出版社】 日本経済新聞出版社
【価格】 ¥1,400 + 税
【購入】 こちら
日本国内で英会話を学ぶための選択肢として、これまでは大きく分けると四つ存在してきました。
具体的には、駅前留学的な英会話学校、マンツーマン的な英会話学校、スカイプ英会話そしてランゲッジ・ヴィレッジが行っている国内留学です。
これらに加えて最近、「英語学習コーチング塾」なる分野が確立されつつあるようです。
その中で最も有名なのが、以前に私のブログでもご紹介した「ライザップ英会話」ですが、今回ご紹介するのは、以前この書籍紹介ブログにてご紹介した「なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか」の著者である三木雄信氏の主宰する「トライズ」さんでの取り組みについて書かれたものです。
私はすでに当ブログで何度も「英語習得の方程式」の存在についてお話しています。
すなわち、まずは目的地までの地図(文法)を手にして、それを使いながら、実際にジャングルをさまよい(英語を使う環境)ながら脱出する経験を提供するとうものです。
そして、この方程式を実現する仕組みを持っている学校は強いというお話をしました。
レアジョブさんでは、まず地図を既に持っている人に対して、圧倒的安価なコストで英語を使う環境を与えることで、ジャングルの提供を行うというモデルでした。
これについては、自分自身がどのくらいのスピードで進めていくのかによって目的達成までの時間はいくらでも変わってきます。
一方で、ライザップも同様でしょうが、本書で紹介するトライズさんは、同じようにまず地図を既に持っている人に対して、本物のジャングルではなくとも、様々なタイプのジャングルをバーチャルな形で安定的に提供し、途中で挫折しそうになる受講者を優秀なコーチの存在によって、目的地に到達させるというモデルです。
トライズさんについては、目的達成までの時間を予め明確に1年間と設定されています。
本書を通じて、その仕組みの適切さが明確にされています。ここへ来て、日本の英語教育業界において本当に信頼できる選択肢が増えてきている実感があります。
文責:代表 秋山昌広