2022-これから10年、活躍できる人の条件 #6
2014年5月9日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【書籍名】 2022-これから10年、活躍できる人の条件
【著者】 神田昌典
【出版社】 PHPビジネス新書
【価格】 ¥882(税込み)
【購入】 こちら
今回のご紹介する本はいわゆる英語学習本ではありません。
ビジネス書です。
しかし、この著者の神田昌典氏の本には、私達がヒントにすべき英語に対する姿勢がしっかりとかかれておりますので、ここで紹介させていただくことにしました。
「これから日本は、少子高齢化、産業の空洞化、アジアの新興国の経済の台頭などにより、衰退の予想しか立てられない」という一般的な見方に対して、
本書で著者は、
「これからの日本は、世界の変革のリーダーとなって、世界中に憧れられるような国になる」
という考えを披露しています。しかし、著者はこの予想に条件を付けています。
それは、
「日本人が、今までのパラダイムから脱却して、知識をオリジナルな発想によって組み合わせ、それを世界に発信する」こと、
そして、その発信する力となるのが「英語」だといいます。大方の人は、「それができれば苦労はしないよ」と思われるかもしれません。
しかし、私は、奇しくも自書『「超」実践英語 富士山メソッド』の中で似たような発想を書きました。
「日本のようなマイナー文化だからこそ、世界のメインストリームにはない発想によって刺激を与えられる、そして、世界にない発想だからこそ、「しなやか英語」を駆使して発信することで、それを達成できるので、マイナー文化の日本人は損ではないはずだ」と。
本当にその通りだと思いますし、日本人がそう思って、生きていくのと、マイナスなことばかり言いながら生きていくのでは、著者の言う「将来は、思ったとおりになる」という考えに賛同できます。
現在、日本には、世界に発信する刺激的なアイデアをもった個人、組織は少ないかとおもいます。その様な中で、著者が本書の中で紹介している、世の中に革新をもたらすアイデアを持った個人や団体の代表の、英語でのプレゼンテーションを集めた動画サイト「TED」に非常に興味を持ちましたのでここで共有します。
TEDは こちら
これからの日本人がこのTEDにおいて「しなやか英語」を駆使してプレゼンする時代を作っていかなければならないと確信させられる一冊でした。
文責:代表 秋山昌広