
THE 21 2025年11月号 #363
2026年5月28日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 THE 21 2025年11月号
【出版社】 PHP研究所
【価格】 ¥880 +税
【購入】 こちら
本号では、「最速学び直し」というメインタイトルでほぼ一冊大人の英語学習特集です。
このタイミングでの「英語学習」特集ですからAI、特に「Chat-GPT徹底活用術」なる項目がやはり幅を利かせていましたが、私が読み込んだ記事は「ジャズを英語で歌いたい」という明確なモチベーションによって英語学習を始めて、仕事に全力で取り組む中で勉強時間を確保し、見事英検準一級を取得された元「ももいろクローバーZ」のメンバーの有安杏果さんのインタビュー記事でした。
大人になってからの英語学習において最も注意すべきものとしてはなんといっても「継続可能性」が挙げられます。
学生のように学校で英語の授業が強制されるわけでもなく、あくまでも自己管理のもとに行わなければならないので、どうしても途中で「挫折」してしまう可能性が高いからです。
この継続性に関わるインタビューでの回答を引用します。
「(成功したのは)ひとえに『コツコツ』の結果です。英検3級は持っているから次は準2級、その次は2級・・・と、少しずつ歩みを進める感覚でした。ちなみに英検には『ダブル受験』と言って、一日に二つの級を受けられるシステムがあります。隣り合わせの級を同時に受験できたのが私にとっては非常に良かったです。というもの、試験対策もダブルでしていたので例えば2級の勉強後に準二級の勉強をすると、少し楽に感じられて勢いがつきます。また、2級だけに注力していると抜けがちな基礎もしっかり抑えられます。このように事前に階段を上がっていける感覚がありました。」
大人の英語学習に「英検」というのはあまり聞きませんが、この「コツコツ段階的」にという点においては「英検」はそのペースメーカーとして、また段階的に成果を確認できる点でも優れているというのは#360「子どもの英語嫌いをなくしたい」の中でキムタツ先生が指摘されており、私も合理的だ仕組みだと思います。
「一日4時間勉強できる日もあれば1時間しかできない日もあったのですが、『勉強しない日』だけは絶対に作りませんでした。終末も休日も体調が優れなくても15分でもいいからやるようにしていました。」
こちらも「必ず『勝ち越し』する」すなわち一週間のうちかならず4日はやるというキムタツ先生の指摘とも共通する考えだと思います。
このように、「段階的」に成長することを可能にする細かな目標を設定することと、ストイック過ぎないけれど甘やかしもさせない「いい加減」のプレッシャーを自分にかけること、この二つが継続可能性を高めるためには非常に有効であることを確認できました。









