日本人と英語

「実践の場がない」言い訳をなくす

2019年12月22日 CATEGORY - 日本人と英語

前回より、書籍紹介ブログにてご紹介した「成功する人の英語ノート活用術」において取り上げられた「日本人の英語学習に関する三つの「言い訳」」に関して、一つずつ取り上げて書いていますが、第二回目の「言い訳」は、「実践の場がない」というものです。

私は、日本人がいつまでたっても英語が話せるようにならないという共通の悩みを抱え続けている理由をこの「実践の場がない」ことだと考えています。

そして、私は何を隠そうこの理由を排除するために「英語を使う場所」としてのランゲッジ・ヴィレッジを作ったわけです。

ですから、この理由を排除するということをそう簡単にやってのけてもらっては困るという本音があります。(笑)

ただ、私としてもこの問題をランゲッジ・ヴィレッジ以外の場所でも解決する方法をいわゆる「国内留学」のアフターフォローとして提案している方法があります。

それが、「街角英語実況中継学習法」です。

少し長くなりますが、この方法について解説をランゲッジ・ヴィレッジのウェブサイトから抜き出してみます。

「『街角英語実況中継学習法』とは、自らの生活全てを英語学習に結びつけてしまうことにより、自分の行動はもちろん、自分の目に飛び込んでくるすべての情報を『英語で言うとどうなるだろう?』という意識に重ねることにより、生きた英語を学ぶチャンスを確保するのです。方法としては、常にこのノートと一本のペンを持ち歩く癖をつけてください。そして、目に飛び込んでくるすべての情報を英語に直すことができるかどうかを自問します。そして、すこしでも引っかかる言葉を『日本語で』書き留めるのです。この時ベストなのは、ポケットに入る和英辞書を持ち歩いておいて、引っかかった瞬間に調べてその日本語と並べて正解の英語を書き留めておくことです。しかし、和英辞書を常に持ち歩くことはなかなか厳しいと思います。また、ここで一番大切なことは、これを習慣にすることです。ですから、いくら小さな和英辞書と言っても持ち歩くこと自体が負担になってしまって継続することが億劫になってしまうくらいであれば、和英辞書でのチェックは後で自宅でまとめてすることにして普段持ち歩くのはこのノートと一本のペンにすると良いでしょう。」

そうです。

つまり、これは根本的には、本書にて著者が提案している「英語ノート」のコンセプトと一緒だと考えることができるのです。

前回ご紹介したのは、この方法の第一ステップとしての「TO DOリスト」でしたが、第二ステップとして著者が提案しているのは、「日常的に遭遇することの多いシーンにおいてメモを英語でとる」ことです。

例えば、①会議 ②打合せ ③研修・セミナー ④アイデアを書き留める などです。

これなどは、まさに私が提案する「街角英語実況中継学習法」そのものだと言えるのではないでしょうか。

前回の「時間がない」言い訳の排除に比べると、確かにハードルは高くはなりますが、日本人が長い間抱えてきた非常に根の深い悩みを解決できる方法だと思いますのでやらない手はないはずです。

 

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