日本人と英語

潜在力と遺伝について

2019年5月12日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「最強の英語習慣」よりテーマをいただいて、書いていますが、第三回目、最終回のテーマは「潜在能力(無意識の力)と遺伝」についてです。

このことを考える前に、著者は遺伝子工学の世界的権威である筑波大学の村上和雄教授の次のような考えを紹介されています。

「普通の人は、1個の細胞内の遺伝子がもつ潜在力の3~5%しか使っていません。様々な分野で世の中をあっと驚かせるようなレベルの人たちでも、6~10%です。それほど人間の潜在能力とてつもなく、人間である以上、誰でも例外なくその潜在力を持っているのです。つまりは、その潜在能力の発揮には、遺伝子をオンの状態にできるかどうかが、人間の能力の差だということになります。」

遺伝子をオンの状態にできるかどうかのスタートが、第一回目の記事で明らかにした「(プラスの)思い込みの力」でした。

ですから、先祖代々から受け継いだ遺伝子にそもそも「(プラスの)思い込みの力」に関する記述が書かれているのであれば、それは遺伝的に遺伝子をオンにしやすいということになることを村上教授も著者も否定はしていないようです。

しかし、本書で私たちは「意識の力」で「(プラスの)思い込みの力」をコントロールすることの重要性を学びました。そして、遺伝子オンの状態を作りやすい生き方を意志の力で選択して、無意識の力へつなげていくという技術を使えば、仮にデフォルトで遺伝子にその記述がされてなくとも、そのような流れを実現することができるというわけです。

この点について著者は村上教授の以下のような指摘を引用されています。

「遺伝子オンになるかどうかは、人間の心の状態次第で決まります。具体的には『イキイキ、ワクワクの状態』で生きることにより、細胞はよい遺伝子情報を読み取りやすくなり、恐れ、不安、嫉妬などのネガティブな感情がある時には、よくない情報を読み取りやすくなるのです。これを知れば、どちらの方向に自分自身の感情を持っていくべきなのかがが分かりますね。」

このように考えると、人間の能力が「遺伝」しているというように私たちが見えているのは実は、どのように生きているのかという「習慣」が、親から子へと移転しているに過ぎないという考えの方が合理的だと思えてきます。

人間の潜在能力は、どうせ1割も使われていないのですから、その全体が「遺伝」しても、そのことによる成果への貢献度合いはたかだか知れている。

それよりも、親が『イキイキ、ワクワクの状態』で生きる習慣を子供に見せつけ、その習慣を移転することによって、遺伝子オンにしやすい状態を後天的に作るということの方が、圧倒的に成果への貢献度は高くなるはずなのです。

このようにまとめられてしまうと、なんだか英語学習の効果を高めるための本にしておくだけだともったいないくらいの含蓄ある内容だったと思います。

 

 

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