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Refrainは「差し控え」それとも「繰り返し」?

2020年5月21日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

中学生のころ、「Refrain」という英単語をはじめて学んだ時からずっと納得いかなかったことに、この度、四半世紀を経てようやく納得することができました。

というのも、皆さんご存知の通り、「Refrain」は、例えば冒頭の画像のように、「(~することを)差し控える」という意味があります。

ところが、それまでに私はファンであったユーミンの名曲「リフレインが叫んでる」の歌詞から、「リフレイン(Refrain)」とは、「繰り返し(再生する)」という理解をしていました。

それ以降、私の中では、この「差し控え」と「繰り返し」から、まったく正反対の意味が感じとられ、どのように腹落ちさせればいいか、この25年間ずっと苦しんできました。

ところが、先日、何の気なしにググっていたら、合理的な理由が書かれた記事があっけなく見つかってしまい、それによってこの長年の苦しみにあっけなく終止符が打たれてしまいました。(笑)

しかも、思いがけずあの「Yahoo知恵袋」の中で簡単に見つかってしまい、英語の専門家を自負する私としては非常に情けない気分ではありますが、これが非常に分かりやすいものでしたので、素直にそのまま引用させていただきます。

「まずは意味を確認すると,確かに辞書では2つの異なった意味が出てきます。

1.自動詞:控える,抑える,慎む,やめる
2.名詞:繰り返される決まり文句,折り返し,畳句,リフレイン

しかし,注意すべきはこれらは別の語彙として辞書に登録されていることです。これが意味することは,これらは『多義語』ではなくて『同音異義語』であるという事実です。つまりこれらはもともと一つの意味であったがそれが変化をしてこのような別々の意味を表すようになったのではなく,以下のようにもともとが別の語源の単語なのです。

1. 中期英語 refreinen  = 古フランス語 refrener = 「抑制する」
2. 中期英語 refrein  =古フランス語 refraindreの過去分詞形 = 「繰り返す」

これらは一見同じ単語に見えるけどもbankが『銀行』と『土手』という二つの単語であるように,これらも同一語源ではなく,別々の単語のようです。」

ちなみに、bankについても調べてみました。

「語源は古ノルド語(ゲルマン語)で『盛り上がったもの』。従って、『土手』がbankというのは容易に理解できます。ちなみに、川底や海底の盛り上がった所のことも、ゲルマン語を祖語とする英独どちらもbank(Bank)といいます。日本語では(日本海にある)大和堆などの『堆』にあたります。『盛り上がったもの』ということで、一方で、『銀行』(英:bank、独:Bank)の直接の語源はイタリア語のbancoやbancaで、『両替商のテーブル』から来ているので、これらは全くの同音異義語ということが言えます。」

この回答者さんのおかげで私はこれからユーミンの「リフレインが叫んでる」を心おきなく聞くことができます。

ありがとうございました。

 

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