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今彼は何を思うのか

2020年1月27日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日(2020年1月12日)、フィリピンの「タール火山噴火」のニュースが入りました。

7年前(2013年5月20日)に私はこのブログにて「教育、その費用対効果」という記事を書きました。

SEACTテストの現地事務所を立ち上げるためセブ島に入る前、タガイタイというマニラから南に60kmくらいにある観光スポットで馬に乗ってタール火山の頂上まで上がるという体験をしたことで私が感じたことを書きました。

今、読み返してみると、フィリピンという国の現状と、そこで出会った10歳のフェルナンド君という少年の境遇とを思って、「教育」の重要さとまたその効果を当たり前のものとして受け取ることのできない人たちが存在する事実に対するショックが伝わってきます。

そのような現状でも、彼らは今自分たちにできることを地道に行うことで生計を立てていました。

あれから7年が経ち、彼は17歳になっているはずです。

17歳になった彼が、まだあの場所で観光客相手の仕事をしているかどうかは分かりませんが、もし継続しているのであれば、あの仕事ではきっと中心的な役割を果たしていたはずです。

そんな彼は今何を思っているのか。

今回の噴火によって彼のこの地道な努力の機会さえも奪われてしまうのであれば、彼にとっての運命とは一体何なのか。

このはかなさについて再び考えさせられてしまいました。

私たちは、与えられた条件の中でできる地道な努力の機会を与えられた中で精一杯生きなければなりません。

 

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