おすすめ書籍紹介

目にあまる英語バカ #90

2014年12月14日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

目にあまる

 

 

 

 

 

 

 

 

【書籍名】 目にあまる英語バカ

【著者】  勢古浩爾

【出版社】 三五館

【価格】  ¥1200 + 税

【購入】    こちら

日本人の「英語」(数ある外国語の中で取り立ててこの言語)に対する異常な反応ぶりにスポットを当てた本です。

タイトルからして非常に挑発的なものですが、その中身も過激すぎる表現がずっと続いていて、それだけで気分を害する方もいるかもしれないほどです。

しかし、その内容に関しては私は一定の評価はすべきかと思いました。

英語に対してなぜ日本人はここまで異常な反応をするのか。英語ができれば「格好いい」。わが子には「英語だけ」はできるようになってほしい。英語ができなければ21世紀は生き残れない。等々、、、英語にまつわる危機感に近い異常な反応を表す表現は無数にあります。

でも、本当に日本人である私たちが英語を話すことができないと、「格好悪く」なってしまうのでしょうか。そして、わが子の将来の夢に関係なく「英語だけ」はやらせないと21世紀を生き残ることができないのでしょうか?

日本人はなぜもっと、数あるスキルのうちの一つに過ぎないこの「英語」に対してだけ、落ち着いてその必要性や習得後の効果などについて考えることができないのでしょうか。

この単純ですが、非常に根の深い社会現象に対して、「怒り」をもって、しかもその怒りを言葉遣いにも表しながら疑問を呈したのが、本書だと思います。

私個人としては、もう少し上品な言葉づかいで書かれた方が、これまた冷静に考えを広めることができるのではないのかと思うのですが、それでもこの根深い社会問題に対してショック療法的に戦う一つの方法としてあえて著者はこの方法を選んだと考えるべきかもしれません。

そういう前提で読めば最後まで読んでいけると思います。(笑)

 

文責:代表 秋山昌広

 

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