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英文法の魅力 #231

2020年1月11日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 英文法の魅力

【著者】  里中 哲彦

【出版社】 中公新書

【価格】  ¥740 + 税

【購入】    こちら

英語に限らず、言語における「文法」は文章を構築する仕組(システム)ですから、試験に合格するためだけの「短期記憶」ではなく、確実にいつまでも頭の中に定着させるべき「長期記憶」とするべきものです。

しかしながら、日本の学校教育ではこれを「短期記憶」にしかならないように教えてきました。

「意味なんて関係ない、とにかく暗記が重要。」

と言われるともなく、当たり前のこととして試験前に必死になって覚えた記憶しかない人が少なくないと思います。

それは、英語を「試験科目」とする見方の方が、「コミュニケーションツール」とする見方よりも比重が高かったからです。

しかし、すでに現代は明らかにコミュニケーションツールとしての認識の比重の方が高くなっています。

ならば当然にして、その記憶は「長期記憶」という本来あるべき形で頭に入れる以外には仕方ないわけです。

すると、その方法としては体験を伴う「エピソード記憶」か、少なくとも物語的な意味の流れを伴う「意味記憶」として記憶する必要があります。

私が主宰する「中学三年分の英文法を2泊3日で完成させる合宿」はまさにその方法をとるものですが、そのクオリティの源泉は、継続的なネタ(知識)の仕入れにあります。

本書は、間違いなくそのネタの仕入れ先としても非常にありがたい本でした。

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