SEACTテスト受験のススメ

TOEIC450以上をお持ちの方は是非、合宿中に受験してください!

国内留学参加者様でTOEIC450以上をお持ちの方には、合宿と合わせてSEACTテストの受験、特に1週間コースをおとりになる方に関しては、以下でご紹介しますサンドイッチ受験を強くお勧めします。このテストを受験することでご自身の「英語を使う力」の詳細な分析結果が得られ、その結果が英語学習の意識に大きく影響することによって合宿の効果が確実に高まるからです。また、そのデータは事後の学習の指針にも確実に役立ちます。 (*TOEIC450、英検準二未満の方には受験はお勧めできませんのでご了承ください)

必要なのは「卒」TOEICという考え方

必要なのは「卒」TOEICという考え方

ランゲッジ・ヴィレッジでは、当初からTOEICを英語でのコミュニケーション能力の測定方法として使用することに反対してきました。しかしながら、企業を中心として研修効果の数値測定には根強いニーズがあります。もちろん、そのニーズは企業として社員の英語力向上のための投資効果を測定すべきだという考えに基づいたものであり、当然のことと考えます。

そこでLVはその測定方法として、LVがその向上を目指す「英語を使う力」の評価に特化している一般社団法人日本実用外国語研究所が運営するSEACTテストを採用しています。 このページでは、LVの英語合宿(2週間)に参加するある企業の社員の体験をもとに、「SEACT受験→LV合宿→SEACT受験」のサンドイッチ方式の流れをご紹介します。

SEACTテストのサンドイッチ受験体験者の物語

必要なのは「卒」TOEICという考え方

しなやか商事株式会社
グローバル企画室 柳原英子さん(28歳)

※以下の流れはフィクションであり登場する人物・企業は実在しませんが、一般的な企業の社員にありがちなケースを想定して構成しています。

STEP1 辞令発令 1ヶ月後に米国子会社勤務を命ずる

突如発せられた辞令とともに、その準備としてのLVでの2週間の国内留学参加も決定。グローバル企画室所属でもあり、TOEICの点数も720点と一応、英語にはちょっとした自信はある。でも海外経験はないし、TOEIC720点と言っても英語を実際に使ったことはないので不安も……。

STEP2 LV合宿の1週間前 SEACTテスト受験(第一回目)

SEACTテスト受験(第一回目)

水曜日、会社が終わって帰宅後、SEACTテスト第一回目を受験。

早速、PCの前に座り、スカイプでフィリピン人面接官との約一時間にわたる面接試験が開始。
なにしろ英語で一時間もやり取りすること自体が生まれて初めての経験なので、緊張しきりで……。

STEP3 SEACTテストの結果確認

STEP3 SEACTテストの結果確認

試験中は本当にもどかしくて、悔しくて泣きそうだった・・・TOEIC720点という密かな自信はもろくも崩れる。面接官の言っていることは、問題なくわかるのに、自分の言いたいことを英語で伝えることがほとんどできない。特に、概念説明の問題は手も足も出なかった。

また、クレーム対応問題でも、相手の要求を断ったあと反論されたらどうしようと怖くなって、相手のいいなりになってしまった。 何でこんなにできないのか。今までTOEICの点数で英語に自信を持っていた自分が本当に恥ずかしい・・・試験結果を翌日に渡されたが、悔しいくらいにそのあたりがよく反映されていた。まさに自分の弱点を「見える化」されたといっていいかも。

STEP4 LV国内留学合宿開始(7泊8日)

STEP3 LV国内留学合宿開始(7泊8日)

試験結果で明らかになった、自分の弱点=「数値把握」「概念説明」「意見提示」の各能力。よく考えてみれば、これらの力って英語で「生活する力」ってことだ。

そう言えば今まで英語の勉強はしてきたけど、英語を使うって経験はほとんどなかった。よし! この8日間は徹底的に英語を使い倒してみよう。事前にSEACTテストを受けたことによって、自分の弱点が手に取るように分かっているので、その弱点を常に意識して学習できるのがうれしかった。

STEP5 SEACTテスト受験(第二回目)と結果確認

STEP4 SEACTテスト受験(第二回目)と結果確認

8日間にわたったトレーニングも無事終了。今まで反論されたら怖いと思っていた外国人講師とのやり取りも、言うべきことは言うことが当たり前になっている自分を発見できた。まあ、事前のテスト結果で意識せざるを得ない状況でトレーニングできたのだから当然と言えば当前だけど。

帰宅後、受験した二回目のSEACTテストでは、むしろ面接官とのやり取りを楽しむ余裕さえあったような気がする。クレーム問題ではどうやって面接官をやり込めようかなんて思ったくらい。結果も、当初の45点から61点、海外赴任に問題ないくらいのものとなった。でも、これで満足していない自分がいる……先は長い!がんばるぞ!

SEACTテスト得点分布状況と合宿一週間の効果の発現状況

スコアレベル第一回目分布割合第二回結果分布割合合宿一週間の効果状況

(81~90)

グローバル企業のエグゼクティブなどが目標とすべきレベル

0%二段階アップ  
一段階アップ
不変↑
不変=
不変↓
一段階ダウン
二段階ダウン

(71~80)

コンサル企業の海外駐在者などが目標とすべきレベル

4%二段階アップ すべての受講者で当初のスコアカテゴリー内での多少のスコア向上がみられる。
一段階アップ
不変↑
不変=100%
不変↓
一段階ダウン
二段階ダウン

(61~70)

商社の海外駐在者などが目標とすべきレベル

22%二段階アップ かなりの割合の受講者で当初のスコアカテゴリー内での多少のスコア向上がみられる一方で、一定数は一段階アップの大きなスコア向上を達成する。
一段階アップ17%
不変↑67%
不変=8%
不変↓8%
一段階ダウン
二段階ダウン

(51~60)

一般企業の海外駐在者が目標とすべきレベル

21%二段階アップ 

かなりの割合の受講者がスコアカテゴリー一段階アップの大きな向上を達成するが、それ以外は当初のスコアカテゴリー内での多少のスコアが向上する。

(三番目に大きく合宿効果が発現するケース)

一段階アップ67%
不変↑33%
不変=
不変↓
一段階ダウン
二段階ダウン
英語を双方向的に駆使できる能力獲得の境界線

(41~50)

外資系ホテルマンなどが目標とすべきレベル

19%二段階アップ 

かなりの割合の受講者がスコアカテゴリー一段階アップの大きな向上を達成するが、それ以外では当初のスコアカテゴリー内で同点もしくは多少後退するケースがみられる。

一段階アップ60%
不変↑
不変=20%
不変↓20%
一段階ダウン
二段階ダウン

(31~40)

日本の大学新卒者の平均

22%二段階アップ40%

かなりの割合の受講者がスコアカテゴリー一段階アップの大きな向上を達成するとともに、それ以外では二段階アップという大躍進を達成する。

(最も大きく合宿効果が発現するケース)

一段階アップ60%
不変↑
不変=
不変↓
一段階ダウン
二段階ダウン

(0~30)

インプット学習が
必要なレベル

12%二段階アップ17%

かなりの割合の受講者がスコアカテゴリー一段階アップの大きな向上を達成するとともに、二段階アップという大躍進を達成するケースもみられる。それ以外には当初のスコアカテゴリー内での多少のスコア向上がみられる。(注:下)

(二番目に大きく合宿効果が発現するケース)

一段階アップ66%
不変↑17%
不変=
不変↓
一段階ダウン
二段階ダウン

注:(0~30)インプット学習が必要なレベル

このレベルで合宿を開始した場合、長時間英語に触れることで英語に慣れ、聞いて理解する力が飛躍的に向上することでここまでの結果を出すことができると考えています。しかし、基礎的英語知識のインプットが十分でないため、仮にもう一週間の合宿を上乗せした場合にはこれと同様の向上を期待することは難しいと考えられます。つまり、インプットが十分でない状態で、英語環境に触れることによって得られる効用はこのレベルで停滞してしまう可能性が非常に高いということをご理解いただく必要があります。その意味で、「英語を双方向的に駆使できる能力獲得の境界線」を超えること、すなわち英語をビジネスのツールとして活用することを目的とされている場合には中学三年レベルの英語知識のインプットを確実なものとしてから合宿に参加されることを強くお勧めします。

上記の結果からの効果分析

以上の分析から、一週間合宿を行った場合、スタート時点のレベルに関わらず受講者全体の67%が「英語を双方向的に駆使できる能力獲得の境界線」を突破することができることを見てとることができます。また、二週間合宿を行った場合はサンプル数がそれほど多くはないのですが今までの経験上、0~30スタート以外すべてのすべての受講者が突破することができるという結果を得ております。従いまして、SEACTテストの求める最低TOEICまたは英検のレベルをクリアされている方におかれましては、合宿効果の「見える化」および合宿後の学習指針を明確にするためにも極力受験されることをお勧めします。