中高生が国内留学することの意義

ランゲッジ・ヴィレッジの国内留学の目的は、「英語を使う場所」を提供することです。これについては、他のページで十分説明済みだと思います。

ここではそれを前提に運営されている国内留学に中・高校生が参加することの意義について考えてみたいと思います。

1~2週間の国内留学で「できること」と「できないこと」

基本的にLVの国内留学は中高生の夏休み、冬休み、春休み等の長期休暇以外は、ビジネスマンをはじめとする大人向けに運営をされています。ですので、その前提として義務教育である中学校3年分の「英語知識」が頭に入っていることが求められます。まずご理解いただきたいのは、1~2週間の国内留学に、学校で行われるような「英語知識」のインプットを期待されてもほとんど期待に応えることはできないということです。

その期待に応えてくれるのは、いわゆる「塾・予備校」です。国内留学に期待していただきたいのは、従来であれば海外留学しなければ実現できなかった「英語を使う場所」の提供です。ですので、1~2週間の国内留学で達成できることは以下の条件によって変わってくることをご理解ください。

高校生(中三レベルをすでに修了している中学生を含む)の場合

高校生であれば、英語で生活をおくる上で必要な知識のインプットは完了していると考えられますので、ビジネスマンをはじめとする大人が求める到達目標に近いレベルを目指すことが可能です。

しかし、大人と高校生との間の決定的な差は国内留学に取り組む心構えにあります。特にビジネスマンは、仕事で英語が必要となり、会社を休んで参加される方がほとんどですので皆さん必死です。まだ具体的な目標が定まっていない高校生にとっては、なかなかそこまでの真剣さを維持することは困難だと思います。そのような中で、クラスは違っても滞在中に大人の真剣な姿勢を間近に見ながら英語で生活することは非常に大きな財産となるでしょう。

ただし、高校生であっても現時点で中三レベルの英文法の知識が十分でないと自覚されている場合には、国内留学の効果を最大限に発揮するために、以下の文法講座を事前に受講されることをお勧めします。

中学生(中三レベルがいまだ修了していない)の場合

中学校3年分の「英語知識」が頭に入っていることが理想ではあります。しかし、英語での「サバイバル」という観点からすると中学2年の1学期レベルであれば何とかやっていけると思います。関係代名詞や完了形などを理解していなくても、基本的言語構造を理解し、基本単語を記憶していれば、通常の生活をおくることはできるからです。このレベルにおける最大の参加メリットは、今まで「学校の教科」としてしかとらえていなかった英語を、外国人とコミュニケーションをとるためのツールとして活用する喜びを感じることができることです。この喜びを一度でも体感した生徒は、今後の学校での英語に対する姿勢が大きく変わってくるという副次的効果も得られることになります。

ただし、それはあくまでも「副次的効果」を得ることに主眼を置くということになります。高校生や大人と同等の本来的な効果を得ることを目指す場合には、 以下の文法講座を事前に受講されることをお勧めします。

中高生向け「中学3年分の文法を血肉にする『生』講座」合宿について

本校の国内留学合宿への受講者には中学3年分の英語知識が最低限必要となります。このレベルをクリアされているかいないかで合宿効果の発現に非常に大きな差が生じることが経験上明らかとなっているからです。そこで、本校では文法の体系的な知識がほとんどない方に対して「中学三年分の文法を血肉にする『生』合宿」を2パターンご用意しています。

パターン1:快速5泊6日コース

現在中学一年在学中もしくは知識がそれに準ずる中高生

パターン2:超特急2泊3日コース

中学二年生以上 の中高生

これらを修了すれば、そのまま国内留学に合流できるようになります。このような事情をお持ちの場合には是非、「中学三年分の文法を血肉にする『生』合宿」 の受講をご検討ください。

担当講師:秋山昌広

シ担当講師:秋山昌広

担当講師:秋山昌広

合宿制語学学校ランゲッジ・ヴィレッジ代表。
一般社団法人日本実用外国語研究所(JIPFL)理事長。
一橋大学在学中にボストンに留学し滞在した下宿所にて英会話の本質を体感。そこでの体験を元に帰国後、父親の経営する会社の一部門としてLVを創業。

そこでは、「10年間やってもできなかった英会話がLVでは2週間でできるようになってしまった。」という声が多くの体験者からあがる。JIPFLでは、一般にTOEICが対応できていない実際のコミュニケーション能力の測定に特化した面接式のSEACTテストを運営する。

インタビュー

鈴木魁さん 函館ラサール高校1年

Q ランゲッジ・ヴィレッジの国内留学に参加しようと思ったきっかけは何ですか?

ランゲッジ・ヴィレッジを知ったのは、両親からの紹介でした。そこで1週間英語だけの空間で暮らすのも面白いのでは?と思いチャレンジすることにしました。

Q 実際に参加した中で、一番楽しかったことと大変だったことは何ですか?

一番楽しかったのは、自分の英語は拙いけれども外国人の先生方に通じるんだ!と実感したことです。 普段学校では日本人の先生と授業をしていますが、もちろん日本語ですし、あまり英語を学んでいるという感じがしません。 しかしランゲッジ・ヴィレッジの授業はもちろん英語だけですし、先生方も「先生」というより「先輩」という感じで授業よりももっと馴染みやすいもので飽きません。

大変だったのは先生の言っていることが理解できなかったことがあった時ですね。 単語がわからないなら質問すればいいのですが、文全体を理解できなかった時はかなり焦りました(笑) それでも先生方はいろいろな別の表現で噛み砕いて説明してくれたので、大体は理解出来ました。

Q あなたが目標とする「英語能力」とは具体的にどの様なものですか?

英語能力といっても、いろいろと有りますが、私がとりあえず目標にしているのは「コミュニケーション能力」です。 そのためにも「単語力」も必要になるので、それはそれで勉強しないといけないんですが…(笑)。この「コミュニケーション能力」を上げるのにLVは最適だったように思います。

Q あなたは中学1年生の時から毎年継続的にランゲッジ・ヴィレッジの国内留学に参加されていますが、具体的な成果というものは感じてらっしゃいますか?上記の目標と関連させてお答えいただけますか?

皆さんお分かりのように LVの先生方は英語圏の国からいらっしゃっているのでネイティブの発音や話す速さを体感することができます。そのため「リスニング能力」がとりわけ成長したように感じられます。

Q 将来、どのように英語と関わっていきたいと思っていますか?

これから英語が話せることは「+α」でなく当たり前になってゆくと思っているので、将来において自分がどんな職業に就いても必ず関わってゆくと思います。

ですから、ビジネスに必要な英語力も必要だと思いますし、それとは別に外国の友達と流暢に話せるぐらいの会話力もつけていければ…と思っています。

Q 最後に、これから参加を希望されている全国の中高生にアドバイスがあればお願いします。

最初は私も緊張しましたし、不安にもなりました。しかし、すぐに慣れるとおもいますし、色々な年代の方が参加するので、面白い話もたくさん聞けて楽しいです。

LVに行くことで、「英語が楽しい」と感じることがきっとできると思うので、興味の有る方は是非一度参加してみてはいかがでしょうか?