代表ブログ

近代以降の日本語の発音について

2025年6月16日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。 「日本語の発音はどう変わってきたか」の中で解説されている各時代ごとの日本語の特徴について見てきましたが、シリーズの第五回目の今回が最終回です。 最終回のテーマはいよいよ「近代以降の日本語の発音」です。 江戸時代以前、漢字の音読みは知識人のためだけのものでした(呉音は仏教界、中古音は貴族社会)。 しかし、江戸時代に入ると漢字漢語の情報は次第に大衆レベルに降りてきて、 ...続きを読む

室町時代の日本語の発音について

2025年6月15日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。 「日本語の発音はどう変わってきたか」の中で解説されている各時代ごとの日本語の特徴について見ていくシリーズの第四回目は「室町時代」です。 中世後期である室町時代の日本語の発音に関しては、ヨーロッパから来日した西洋人、特にポルトガル人宣教師たちがローマ字による日本語に関する記述を多数残してくれており、それらが特に優れた資料として機能してきました。 というのも、仮名や漢字 ...続きを読む

鎌倉時代の日本語の発音について

2025年6月15日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。 「日本語の発音はどう変わってきたか」の中で解説されている各時代ごとの日本語の特徴について見ていくシリーズの第三回目は「鎌倉時代」です。 第一回目(奈良時代)と二回目(平安時代)の中心は「発音」の変化でしたが、鎌倉時代は発音の「表記」の仕方の変化に大きな特徴があります。 というのも、前回の「平安時代の発音の変化」で見た、「ハ行転呼音」と「『ゐ・ゑ・を』の『い・え・お』 ...続きを読む