
日本人が見習うべき英語:鈴木一朗編
2025年7月29日 CATEGORY - 日本人と英語

今まで、日本人として目指すべき英語の到達目標とは日本人が日本語という言語を母国語としながらその上に英語を外国語として習得するうえで目指したいレベルのことだとして、その具体例に、文化庁長官(当時)と静岡県知事の近藤誠一氏&川勝平太氏、夏季オリンピックの招致委員会専務理事の水野正人氏、マリナーズの球団殿堂入りでのイチロー氏のスピーチ、そしてノーベル文学賞受賞者 大江健三郎氏の英語の英語をあげました。
そして先日(2025年7月28日)、さらにもう一つの具体例を見つけました。
それは、アジアの選手としては初めて米大リーグの「米国野球殿堂」(今回は球団ではなくMLB全体)入りを果たした鈴木一朗氏の殿堂入りの表彰式でのスピーチです。
*現役を退かれて時間が経っていますので今回は、イチローではなく鈴木一朗編としました。
二度目の採用となりますが、彼の英語はネイティブではないとすぐにわかる英語ですが、それが故に説得力を増しているのみならず、前回(マリナーズ球団殿堂入りスピーチ)よりもずっと原稿を読んでいる感じがすくなくなり、多くの聴衆をジョークで笑わせるところもとても自然でした。
特に、「間」のとり方の巧みさと非常に絶妙な笑いのとり方には一段と磨きがかかっているように思えました。
モンゴル人にとっての日本大相撲よろしく、日本人にとってのアメリカ大リーグという形で、人生をすべてそこにかけることになるからこその言語力向上なのだと確信しました。
こうなってくると、もしかしたら「日本人が見習うべき英語:大谷翔平編」を書ける日もそんなに遠くの未来ではないかもしれないと思えてきましたが、そこまで野球界に英語までを期待するのは、ちょっとやりすぎでしょうか?









