中国出張を終えて
2006年10月7日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
中国出張から戻り、一週間がたとうとしています。
ただ、まだ、私の中では中国出張の興奮の余韻がまだ残っている感じです。今回は、その旅行感想を述べてみたいと思います。
まず、中国出張の一番の目的である採用した講師とのコミュニケーションと雲南大学の対外漢語の専門家の張先生とのLV非常勤講師およびアドバイザリーメンバー就任要請は実にすばらしい形で完了しました。
講師も、教授も本当にまじめな方で私のこの講座にかける情熱を本当の意味で共有していただける方たちだったということに私は大きな感動をして戻ってまいりました。
皆さんもこの講座を受けられればその意味がよーくお分かりになられると思います。
ぜひ、中国語にご興味がおありでしたらチャレンジしてください。
それから、もうひとつ私が感動したことは中国という国の経済的発展のスピードの勢いです。
今よく、中国は日本が何十年前かに経験した高度経済成長を今現在経験していると説明される経済の専門家がおられますが、私はあまり当たっていないと思ってしまいました。
それは、人間の数、それから中国という国の特別事情によると思われます。
というのも、まず、信じられないくらいの大きなビルが北京、上海のみならず、内陸の地方都市といってよい雲南の省都昆明にまでどんどん建設されています。
しかも、日本では、六本木ヒルズを立てるための用地買収に17年かかったといわれるように、大型プロジェクトには時間がかかるというのが当たり前になっていますが、中国では、計画立案と同時に工事がスタートするような勢いです。
ですから、日本の高度経済成長のときの勢いなんていうものとは比べ物にならないスピードで実行されているのです。
どうしてこんなことができるのか、どうしても知りたくて中国の帰国後の一週間で中国経済関連の本を3冊読みました。
どうやら中国はすべての土地は改革解放後もいまだに国家が所有権を持っているそうです。
そのため、個人や企業はその土地のかりそめの利用権を持っているだけのようです。
ですから、全体の経済バランスからみて、もしそれ以上に合理的と判断される計画が持ち上がれば、国家の命令で土地収用が行われスムーズに計画が進行されていきます。
日本のような反対運動は絶対に起きないようなのです。
なぜなら土地は「使わせていただいている」物だからです。
ですが、その代用の土地に関してはかなりよい条件であてがわれるそうなので悲惨ではないようです。
この点について、日本人の私としては所有権があるから一生懸命がんばろうという気持ちが出るのではないかな、という資本主義の原点から考えてどうなのかな?と思ってしまいますが、この答えをあと何年かすれば中国が証明するのではないかと思います。
とにかく、あのビルの建ち方を見てきたら、中国という国のすさまじさを感じずにはいられませんでした。
帰ってきて、LVで英語に続き、中国語講座をはじめるにあたっての勇気がよりいっそう出てきたことだけは確かです。