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大国中国の焦り

2008年3月20日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

今週ほど中国に目が話せない週はありませんでした。

大国中国は今までに無く焦っています。

北京オリンピックを目前にして、餃子の問題で世界からいまだ未熟な国とおもわれてしまう事態が起きてしまったと思ったら今度はチベットの暴動です。

以前、鄧小平氏の話をこのブログでもしたように記憶していますが、今回はとてもあのときのような強硬な対応をとることは許されないはずです。

ただ、事態が事態ですのでただ、指をくわえて成り行きを見ているだけというわけにもいかないとも思います。

国内と国外の両方をバランスよく見ながら適切な判断を迫られるとおもいますが、そのタイミングがこの北京オリンピック直前ということで、非常に悩ましいのではないでしょうか。

領土問題を生活圏内では有していない日本人にとっては「独立したいといってるのならさせてあげればいいのに」と思ってしまうのですが、生活圏内にさまざまな自治区等を抱える中国やロシア等にとってはひとつのところでそのようになるとたちまちコントロールのきかない事態を招くことになってしまうという点で微妙な問題であるということは理解できます。

また今回はチベットという、世界的に同情されやすい民族の土地で起こっていることなのでなおのこと中国は焦らざるを得ないのかもしれません。

経済が毎年二桁成長を遂げるという、イケイケどんどんの中国には、その裏には小さくまとまっている日本人には想像もつかないようなさまざまな問題を抱えているのだなと改めて思い知らされ多と同時に、今後、そのような問題を抱える「大国」の隣人であるわれわれ日本人がどのように付き合っていけばいいのかというのは非常に重要な問題かと思います。

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