本音で政治を語るということ
2016年10月21日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
俳優やタレントが選挙戦の真っ最中に、立候補者に対して、明確な批判をするということは、日本ではほとんど考えられないことです。
アメリカには、日本よりは自由に発言できる土壌があるとは思いますが、これほどまでかという発言を目にしましたのでこのブログで共有したいと思います。
その発言の主は、ロバート・デ・ニーロ、そして、その発言の矛先は共和党大統領候補、ドナルド・トランプです。
とりあえず、まずは実際の映像を見てみましょう。
”He is so blatantly stupid. He is a punk.
He is a dog. He is a pig. He is a con, bullshit artist.
He is a mutt, who does not know what he is talking about.
But this fool, this bozo, has wound up where he has.
Thinks he is gaming society.
It might go in the wrong direction with someone like Donald Trump.
I ’d like to punch him in the face. Well, I ’d like to punch him in the face.”
日本語訳はこんな感じです。
「彼はとてもずうずうしくて頭がおかしい。彼はふざけているし犬、豚だ。いかれ野郎だ。
自分が言っている事に理解していない。やるべき仕事もしないまぬけだ。
彼はアメリカをもてあそび、この国が彼と一緒に間違った方向に行ってしまっている。
トランプが人を殴りたいだと?そうか、なら俺が彼の顔面を殴りたい。」
これでもかというくらいの罵り言葉を使って、ドナルド・トランプを批判しています。正直言って、私も新しいボキャブラリー学習として大変勉強になりました。(笑)
ドナルド・トランプの数々の発言に首を傾げる日本人は多いと思いますし、私もその一人ではあります。
しかし、首を傾げるのは、彼の発言に対してというよりか、そのような発言を平気でする彼が、正式に共和党の大統領候補となり、民主党候補であるクリントン氏と「いい戦い」をしているという事実に対してのほうが大きいのではないでしょうか。
もしかしたら、ロバート・デ・ニーロのこの発言は、ドナルド・トランプ本人に対しての怒りからというよりか、彼を支持するアメリカ人がここまで多くなってしまっている事実に対しての焦りからではないかとも思います。
映画俳優というのは、どこまで行っても人気商売です。
そのような人が、アメリカ人のうち決して少なくない割合が支持している大統領候補者をあそこまでコテンパンに罵るということは、自らの商売のことを考えたら、絶対にプラスであるはずがありません。
にもかかわらず、彼がこのような発言をしたと言うことは、ドナルドトランプが大統領になることを阻止することは、自らの人生を懸けてもやるべきことだと思っているからなのだと思います。
政治に限らず、本音で語るということは、そういうことなのだと思います。
私も、言葉遣いは別として(笑)、本音で語れる人間でありたいと思います。