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時間革命

2019年12月13日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

久しぶりにホリエモンの本をご紹介したいと思います。

著者は、彼が稀代の経営者として有名となった2000年代初頭に、「金で買えないものはない」というような発言の一部だけを切り取りとられ「金の亡者」などと批判されたことは皆さんの記憶にも新しいと思います。

そして、現在もそのイメージが強いのも事実でしょう。

しかし、当時から彼の著書を読めば、「時間」は「金」とは比較にならないくらいに重要なものであると認識されていたことが分かります。

これは、彼が「時間」に完全に特化して書かれた「時間革命」という本です。

まず、著者は「時間」を「自分の時間」と「他人の時間」とに分け、人生に占める「他人の時間」を極限まで排除し、「自分の時間」で埋め尽くすことを何よりも重要視しています。

このことを彼が特に意識したのが、彼が1年9カ月にわたって「他人の時間」を押し付けられることになった刑務所での生活においてだそうです。

それもそのはず、刑務所での時間はすべて「自分」の思い通りにはできない時間で埋めつくされているわけですから。

著者はこのことをもって、「時間を取り上げることが刑罰となる」という発想は優れた人間的洞察を背景としていると指摘しており、私もつくづく納得してしまいました。

そのような背景からも、著者の「他人の時間」の排除行動は非常に徹底しています。

極端な例として、彼が飛行機に乗っている時、彼のファンだという中年女性が握手を求めた際、すかさず、その女性に対して「あなた気持ちが悪いですよ」とはっきり伝えるということまで徹底したそうです。

その人に一方的に自分自身の「時間」を取り上げられる正当な理由がないからです。

逆に言えば、この中年女性を含め、ほとんどの人はこのことを悪気がなくて行っており、そのこと自体が多くの人たちが「自分の時間」の重要性を理解していないことの表れであるというのが著者の主張です。

ここまで徹底して彼が守ろうとしている「自分の時間」の本質とはなんなのでしょうか。

それはすなわち、自分自身が「うれしい」、「たのしい」、「幸せ」だと実感する時間であると彼は言います。

これは、一見すると、非常に自己中心的な欲求のように思えます。

ただ、本書の執筆をはじめとする彼の一連の行動を見ていると、その「自分の幸せ」は実は、「他人の幸せ」と無縁では成立しないように思えてくるのです。

人間はどこまで行っても社会的動物であることから逃げられないわけですから、それは当然です。

ですから、結局は、

「自分の幸せを他人の幸せにつなげ、それがまた自分の幸せに戻ってくる」

このサイクルのために時間を使うことでしか、本来的な「自分時間」につながらないのは自明でしょう。

著者が本書に限らず、様々なメディアで積極的にこの「自分時間」を使うことの重要性について私たちに発信し続けてくれているのは、その証拠に他ならないと思います。