絶対にゆるまないネジ
2011年6月26日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
久しぶりにあっという間に興奮しながら読んでしまった本です。
著者は、まさに中小企業のおやじさんですが、世界でこの会社しか作れない『絶対にゆるまないナット』をつくって、そのナットが、日本や世界の新幹線、瀬戸大橋、東京スカイツリー等、絶対にねじが緩んではいけない場所に使われている会社の社長です。
「中小企業は大企業にかなわない」と思っている中小企業の経営者は多いかもしれません。
しかし、それが正しければ、大企業が存在してしまっているのだから、中小企業なんて世の中には存在しない方がよいということになってしまいます。
そんなわけがない!ということを分かりやすく情熱をもってこの本は教えているような気がしました。
大企業は、世の中の平均的に必要とされているものを、平均的な水準であまねく供給することができる。
しかし、それでは、全てのニーズを満たしきることはできません。
それらも、大企業が取り扱おうとすれば、コストは大幅に上がり、最終的には継続的に供給することはできません。
そのような、大企業が満たしきれないニーズを探し出すこと=アイデア=オンリーワン商品が、中小企業のやるべきことなのだということでした。
あまり具体的に書いてしまうとまだ発売されたばかりの本なので申し訳ないですが、著者が教えているオンリーワン商品を生み出し続けるコツをまとめてみました。
①全てのものへの好奇心
②世の中の全ての商品は未完成品で改良の余地ありと思うこと
③世の中の全てのものは組み合わせで成立する。まったくの独創などはほとんどないと考えること(自分にもできると思うこと)
私も、これらはいままでも心がけているつもりですが、具体的に文字にしていただけるとより勇気とやる気がみなぎってくるような感じがします。
中小企業のやるべきことをこれからも一心不乱にやっていきます!