若さと経験
2011年10月23日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
橋本大阪府知事がやっぱり辞任しましたね。
この人に関しての批評はいろいろとあると思います。
先日もTVで大方肯定的な大阪府民の意見の中、『あんな生意気なやつは絶対支持しない』などと力んでいた年配の方のいらっしゃいました。
私も実は、彼が大阪府知事になったばかりのときは、『あんなまだ経験もない若いタレント弁護士が知名度だけで当選するなんて不謹慎だ。』と思っていました。
しかし、その若さは『吸収力』も同時に意味するということを感じています。
彼は、どうやら本気のようですね。
「大阪の二重行政は、無駄が多いが、それは長い間続いてきたことでそれを変える必要もないし、もはや無理だ。」という大方の流れを彼は必死に変えて可能にしようとし、具体的に動いてそれを市民府民に分かるように少しずつ形を見せてくれています。
今回の辞職も、無責任な行動ではなく、ウルトラCを可能にするため、必死になって考え,行動した結果だと思います。
このことは、若い発想と、実行力、そして、経験不足を少しずつ補う賢さがあってこそのことだと思います。
そうすれば、経験不足は少しずつ改善され、現在進行形で目指すべきところへ近づいていくと考えるからです。
まさに、『吸収力』と時間が確実に解決の方向に向けてくれるのです。
かれの動きは、もはや自分の立場を守ることに精一杯の小さな政治家のそれではないように思えます。
日本では絶滅したと考えられていた大義を常に意識した本物の政治家に近づいているのではないでしょうか。
少なくとも、彼はもはや、タレント知事のときの彼ではないと思います。
このように、戦略的、大局的、そして野心的な部分を隠さない潔さとダイナミックさを兼ね備えた『面白い』政治家が増えてくると日本の政治が、変わってくるかもしれません。
日本は変わらなければなりません。
そうでなければ沈没します。
ですから、確実に変わることは確かだと思います。
でも、もしかしたら、このダイナミックさを見ていると、変わって行くのは本当に地方からかもしれないと思うようになってきました。