
体感と現実の一致
2025年8月6日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。
昨日(2025年8月5日)、群馬県の伊勢崎市で41.8℃が観測され、日本の最高気温が更新されました。
このブログでは地球温暖化に関する記事をCOP(条約締結国会議 Confference Of Parties)に関連して何度か書いてきました。
ですので、いまだに存在する「地球温暖化懐疑論」に関わらず、私としてはこれは「事実」として「対処」しなければ地球に回復不能な打撃を与えてしまうものであるという認識は必要だと考えています。
ですから、最もCO2の排出量が多いアメリカがこの条約(パリ協定)からの脱退をトランプ氏が大統領就任初日に決定したことは、この「事実」に対する「対処」の実効性を確実に低下させるものだと言えます。
この最高気温更新のニュースはその実効性の低下の加速を証明する大きな出来事だと思います。
しかも、ただでさえCO2の削減が目標を下回っているのにもかかわらず、その排出されたCO2を吸収してくれるはずの世界中の森林が、大規模な山火事で立て続けに消失しているというニュースをこのところ目にしてきました。
ニュースでは何度も「東京ドーム何個分の森が、、、、」といった表現でその規模の大きさを伝えるのですが、どう考えてもそれらの消失と産業界および私たち消費者のCO2削減努力とのバランスが取れなくなっているという感覚をそのたびに感じてしまいます。
そんな「感覚と現実の一致」を思い知らされる記事をクーリエジャポンに見つけました。
以下、該当部分を引用します。
「異常気象による洪水や山火事も世界各国で起きており、経済や環境への影響は計り知れない。状況を改善するには、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を減らし、それを吸収してくれる森を育てて守るのは一つの手だろう。ところが新たなデータによると、恐ろしいことに、温室効果ガスを抑制してくれる森林の力が弱まっていることが判明している。世界資源研究所(WRI)の研究は、通常、森林などの植生は、化石燃料の燃焼によって排出された温室効果ガスのおよそ30%を吸収するが、2023年と2024年のCO2吸収量は、平均のわずか4分の1だったことを示している。ここ数年で、史上最悪レベルの山火事があちこちで発生した。これにより、本来なら森林が吸収するCO2の量と、樹木の喪失や火災によるCO2排出量のバランスが大きく崩れたのだ。2023年と2024年には、火災の急増によってそれぞれ40億トンを超える温室効果ガスが排出されたという。だが、2023年に森林が吸収したCO2の量は11億トンと、過去20年以上で最低レベルだ。2024年にはわずかに増加したが、従来よりも遥かに少ない。気候変動対策の目標を達成するにあたり、少なくとも118ヵ国が森林などによる温室効果ガスの吸収をあてにしている。だが、止まらない森林破壊と気候変動が、それを難しくさせつつあるのだ。」
森林の火災は、本来だったらCO2の吸収源が逆にCO2の排出源になる、つまりは行って来いのインパクトの違いが生じるということです。
それでは、世界中の産業界や消費者がコツコツと小さな削減努力を積み重ねたとしても、どう考えても問題解決に貢献するようなレベルに追いつくはずもありません。
私は以前にこのブログ記事にて、
「まだまだ新しい建物を取り壊して、新たに大して変わらない建物を建てるという行為には、それこそ『環境コスト』を反映させるべく、大いなる税金を課すということを、『ビニール袋の有料化』などよりもずっと前にやるべきなのではないか、そのような解体現場を見るたびに私は思ってきました。」
というもう一段レベルの高い対策が必要なのではないかというようなことを書きましたが、それでも到底追いつく気がしないここ数日の地球の反応を見るに、私たちの現在地がポイントオブノーリターンの手前なのかそれとも向こう側なのか、本気で心配するべき段階に来てしまったと思います。









