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科学的に証明されたすごい習慣

2026年2月21日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

前回ご紹介した「小さな自分という戦略」の記事においては、「ビジョン思考」の「理想と現状のギャップを埋めるための行動を継続する」こと(すなわち習慣化)の大切さについて学び、その習慣化はその理想と現状のギャップをできるだけ大きくとることで可能となることを確認しました。

つまり、人間の行動というのはなかなか継続することが困難であるという前提の上に、それを自身の欲望と現実との差を習慣化へのモチベーションとするという視点で見てきたわけですが、今回は行動を習慣化しやすくすることができる(もしくは成果を出しやすくなる)方法をなんと112個も集めて解説した「科学的に証明されたすごい習慣」という非常に親切な本をご紹介します。

本書の中から特に印象的だったものを3つ取り上げてそれぞれの説明を要約します。

①スマホやPCの画面よりも紙で読んだ方が内容に対する理解度が上がり、且つ記憶の定着度も高い。

これについては、私自身実体験として明らかに感じていることでもあります。日頃のニュース程度であれば、スマホでも十分かと思うのですが、書籍などのようにそれなりにまとまった分量の文字情報を摂取する媒体としては、私は絶対に紙派です。(今後、ペーパーレス化が進んで万が一すべてが電子書籍化されるようなことがあれば、反対デモの先頭に立ちたいと本気で思います。)

ちなみに、本書では、「スクロール」という作業を求められる電子媒体では、自分の読んでいる箇所の空間的な把握が難しいため、理解の障害になるからだとその理由を説明しており、私もまさにその通りだと思います。

②タイプするPCよりも手書きノートを使用するほうが、著しく理解度が上がり、且つ(講義中の理解度に限定すると両者で差はほとんど認められなかったそうですが、長期的な記憶保持に関しては)定着度も高い。

PCを使用した学生のほとんどは、講義内容をそのまま詳細に書き写していたのに対し、手書きのノートを取る学生は、速記ではすべてを記録しきれないため情報を自分なりに理解し要約する必要があるため、そこに自分自身の工夫とひと手間を加える必要があり、それが記憶の長期定着に関係しているはずだとしています。

③シチュエーション(手がかり)と一緒に覚えると記憶を呼び起こしやすい。

学習時にかかっていた音楽や漂っていた匂いなどが一緒に記憶されることで、それが記憶を想起するための「手がかり」になるということです。ですから、何かを記憶しなければならない時には、この脳の仕組みを応用して、例えば、家から駅に向かうまでに目にするもの(電柱、木、看板、標識など)と覚えたい英単語を結び付けて覚えるといいかもしれません。これは、イエール大学のタルビング氏とモナシュ大学のトムソン氏が提唱した「符号化特殊性原理」という有名な理論に基づいています。

実は私はだいぶ前(2014年2月26日ですからもう12年前)になりますが、の三つの方法に関連してこのブログで、「紙の辞書を守る活動」に関する次のような主張を展開しました。

「人間の記憶の定着のためには、視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚という人間の五感とできるだけ関係させることが重要だというのは、科学的に証明されていることですし、私たち自身も経験から分かっていることだと思います。そうであるならば、『便利さ』は、それらを省くことの追求ですから、電子辞書を使うということは二つの目的のうちの前者『検索』のみを重視していることで、後者の記憶の『定着』についてはわざわざ、遠ざけている行為ということになります。紙の辞書では、めんどうくさいともいえる、その単語にたどり着くまでの、ページをめくる作業、そして、手触りを感じること、紙のにおいを感じること、そして、これは私はということですが、できるだけ、自分で調べた足跡を残すためにペンでそこをなぞったりして汚す作業、これらを総合的にひとつの言葉を『検索』する度に体験するわけです。このように、紙の辞書では一石で二鳥を得られるのです。」

12年以上もこの活動を続けているのですが、残念ながらこの期間一貫して電子辞書派の勢力が拡大し続けており、紙の辞書派はほとんど絶滅危惧種化しています。

ですが、本書によって改めて私の主張は「科学的に証明された」ものであると確信し、これからも地道に訴え続ける勇気をいただきました。

 

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