日本人と英語

〇×〇×英語力の威力

2019年2月1日 CATEGORY - 日本人と英語

以前、書籍紹介ブログにて紹介した「英語の多動力」よりテーマをいただいて書いていこうと思いますが、第一回目の今回は「英語力の活用のイメージ」についてです。

私たちは、英語を学生時代から「教科」として学び、点数で評価されることに慣れてしまっています。

ですから、英語を「完成」させること自体を目的としてしまいがちです。

しかし、日本人が英語を外国語として学ぶという姿勢である限りにおいては、その目的は永遠に達成できないことが予め運命づけられているので、結果うまくいかないということになります。

この点について、日本人は英語を学習する前に、その目的にかなった学習姿勢を確立する必要があると思っています。

本書には、その目的と姿勢に関する非常に興味深い指摘がありましたのでその部分を引用します。

「厚切りジェイソンさんは、ミシガン州出身の在日アメリカ人で、お笑いタレントでありながら、ITベンチャー企業の役員という顔を持つ。『在日外国人』『IT企業役員』『お笑いタレント』という三つのタグを備えた人物だ。そんな彼は、『R-1グランプリ2015』でファイナリストに進出したのだが、その時までの彼の芸歴はたった4か月で史上最短記録だという。」

堀江氏は、人材としての評価はその人の持つ複数のタグに関わるそれぞれの能力の掛け算にてなされるということを彼のこの事例をもって主張しています。

つまり、厚切りジェイソンさんの「在日外国人」というタグの価値も、「IT企業役員」というタグの価値も、そして「お笑いタレント」というタグの価値も、それぞれ自体の希少性や完成度はそれほどではないけれども、それらを掛け合わせると、ほぼ唯一無二の価値となり得るということです。

このことは、英語を何のために、どの程度まで学習するのかという疑問に対する大きなヒントになると堀江氏は言います。

「単なる『英語が堪能な人』を目指したところで、似たような人は山ほどいる。AI翻訳が進化する中、英語だけできてもどうしようもない。レアな存在になり、価値を高めるためには、あなたは『英語』と『何』を掛け合わせようと思うのか。一度じっくり時間をかけて考えてみるといいだろう。」

もちろん掛け算ですから、この英語のタグの部分をできるだけ高める努力をすべきですが、その努力を継続するためにも、それ以外の部分も明確に意識して、掛け算の結果を最大化するイメージを持つことが必要ではないかと思いました。