日本人と英語

ここが変だよ日本企業の英語研修 その2

2015年9月20日 CATEGORY - 日本人と英語

英語研修

 

 

 

 

 

 

前回に引き続いて、「ここが変だよ日本企業の英語研修」について書きます。

前回は、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」のうちの「彼を知り」の部分について考え、TOEICという試験に対する認識に問題があるという指摘をしました。そして、このTOEICの問題は、続く「己を知れば」にも関連してきます。

千田先生は、セミナーにて、TOEICの受験者がここまで多いにもかかわらず、その結果を英語研修に反映させるということをほとんど行っていないという指摘をされていました。まさに、TOEICを手段としてでなく、目的化してしまっているということだと思います。

だからこそ、社員一人一人の現在地に合ったキメの細かい英語研修のメニューを整えようとしている企業が非常に少ないということもあわせて指摘されていました。TOEICやTOEICを「卒業」した社員はSEACTでもいいですが、それらによって把握されたデータによって、その人に今必要なことはどんなトレーニングメニューなのかという視点に企業が立てている企業が少なすぎるのです。

実際に、千田先生は、TOEICのスコアを参考に7段階にレベル分けをして、それぞれの社員さんに対して別のメニューを提供するということを提案されています。また、企業の提供する研修メニューを消化するだけでは、圧倒的に時間が足りないという事実も付け加えられていました。つまり、自ら時間を作り、自己トレーニングする仕組みまでを提供することも企業研修の一つとして捉えるべきだということです。

私たちランゲッジ・ヴィレッジでは、まさにこの視点に立って研修を提供してきたという自負があります。

日本人の、特に大学受験を経験されている方の多くは、英語の知識が不足しているから「英語ができない」のではなく、知識はあるけど、それを使う経験がほぼ皆無だから「英語ができない」のだという仮説にのっとって、その「使う経験」の提供に特化してきました。

逆に言えば、その知識がない方については、「国内留学」の受講をお勧めせず、まずはその知識のインプットを別の学校で行ってから受講してくださいということを正直に申し上げてきたのです。これによって、受講者がそのレベルが達していないトレーニングをやみくもに受講することで結果が出ないという悲劇を排除できたと思っています。

しかも、私たちの強みは、一定期間集中して英語研修だけに取り組むことができるので、千田先生が指摘するような「自ら時間を作り、自己トレーニング」を強いることなく、研修の範囲内で当初の目的に合った結果を出すことができるということです。

しかし、昨今では企業研修の裾野が大きく広がってきました。そして、それに伴って、上記の仮説に当てはまらないケースも増えてきていると感じられるようになってきました。そこで、私たちが作り出したのが、「中三文法を2泊3日で血肉にする合宿」です。

この講座によって、いままで「まずはその知識のインプットを別の学校で行ってから受講してください」と言わざるを得なかった機会ロスの問題を解消することができ、より多くの方に、非常に短期間で「国内留学」を受講していただけるようになりました。

いずれにしても、今回のセミナーにおいて千田先生より、企業の英語研修の問題点を体系的に理解することの重要性を改めて明らかにしていただいたと思っています。