日本人と英語

英語の記事を継続的に読む方法

2025年8月7日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログでご紹介した「使うための英語#352」からテーマをいただいて書いてきましたが、第六回目の今回が最終回です。

最終回のテーマは「英語の記事を継続的に読む方法」です。

今まで、「発音・リスニング」「語彙」のトレーニング方法について見てきましたが、最後に「多読」の方法ということになります。

発音や語彙と比べると方法論としては、とにかく理解しながら読むというシンプルな行為なので、その教材さえあれば比較的簡単に始められる分野ではあります。

ただ、これは誰もが経験されていると思うのですが、多読のトレーニングは簡単に始められるけれども、継続するのは難しい分野なのです。

本書には多読のトレーニングの継続の難しい理由として以下の三つが挙げられていました。

①知らない語彙が多すぎて調べるときりがない

➁一度に集中して英語を読み続けられる時間が短い

③日本語でなく、あえて英語で読む動機が見つけにくい

このうち、特に私が納得感が高いと思ったのが「③日本語でなく、あえて英語で読む動機が見つけにくい」です。

なぜなら、習慣にしてしまえば、苦ではなくなるというのは何事においてもそうなのですが、殊、まとまった文章を読むことを習慣にするには、非常に大きな「モチベーション」が必要になってくるからです。

そして、あえて英語で読む動機が見つけられさえすれば、①や➁の理由は大概大きな問題ではなくなってしまうはずなので、このモチベーションの課題をクリアするような方法があれば、自ずとこの問題は解決に向かうと思われます。

では続けて、本書で紹介されている具体的な方法を以下に要約引用します。

「英語のリーディング力を伸ばすには、1年間に50万語くらい読むと、ある程度のスキルの向上が期待できるそうだ。そこで、おおざっぱに計算して、インターネット上の2000ワード程度の長めの記事を週に4~5本読むことを目標に設定する。では、何を読んだらいいのだろう。日本語ではなく、あえて英語で読みたくなる記事をどう見つけようか。それはインターネットで自分の好きなキーワードを検索し、複数のメディアの記事を読むことを勧めたい。キーワード検索で記事を探すことを勧める理由は、検索をして同じテーマについて違うメディアの記事を読むと、そのテーマについての世論の全体像が分かる。無意識に特定の視点のメディアの記事ばかり読んで違う意見に気づかない危険を避けられるからだ。そうして、見つけたそのテーマを深く扱う専門性の高いメディアに巡り会えると、英語リーディングがより楽しくなる。特定のニッチなテーマに焦点を当てた深い情報を読むと、日本語ではなく、あえて英語でリーディングをする強い動機付けになる。さらに、同じテーマの記事を複数読むと、同じ語彙や表現が繰り返し登場し、より鮮明に英文が理解できて英語力の向上につながりやすい。つまりこれは、第五回目の『語彙の取扱いについて』の③テーマ語彙:関心があるテーマでよく使われる単語や表現(学校英語でもカバーされているものが多いが、自分の必要に応じて自ら選ぶ)に該当するものだ。」

つまり、この方法では、同じキーワードで複数のメディアの記事を見比べるということでの幅広い視野を持つことができるという意味で、そして、その行為によって自分の専門性にマッチしたお気に入りのメディアの記事を見つけてその分野を深められるという意味でというダブルのモチベーション効果を得ることができるということです。

これが何よりも、「③日本語でなく、あえて英語で読む動機が見つけにくい」という大きなハードルを乗り越えて、を身に着けることに貢献してくれるのではないかと感じました。

私も今日から早速、継続的な多読の習慣作りに励みたいと思います。

 

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