前置詞「to」の意外なイメージ
2022年3月1日 CATEGORY - 日本人と英語
前回より、書籍紹介ブログにてご紹介した「英語の前置詞使いわけ図鑑」から前置詞の「意外なイメージ」について書いていますが、第二回目は前置詞「to」を取り上げてみたいと思います。
以前に「『なぜ行ったことがある』は『 I have been to』なのか」という記事を書いて、前置詞「to」には「方向」の意味だけではなく「到達」の意味があることを明らかにしました。
したがって、この「到達」については今回、前置詞「to」の「意外なイメージ」としては取り上げず、その代わりにその「到達」に限りなく近い「結果」をご紹介します。
本書の解説は以下の通りです。
「『結果』とは It’s five to 10 o’clock. (十時まであと五分です。)や His dog lived to be 10 years old. (彼の犬は10歳まで生きた。)というような表現です。このどちらも10が限界(結果)と考えるものです。また、to one’s disappointementのように『to one’s 感情を表す名詞』=『人が~したことには』の構文の『to』も『結果』を表しています。感情を表す名詞としては他にも、surprise(驚き)sorrow(悲しみ) regret(後悔)などがあります。」
To his disappointment, he failed the exam.(がっかりしたことに、彼は試験に落ちてしまった。)
To my surprise, I met my first love today. (驚いたことに、今日初恋の人に出会った。)
To her sorrow, she had to leave him.(悲しいことに、彼女は彼のもとを去らればならなかった。)
To my regret, I could not take advantage of the opportunity. (悔しいことに私はチャンスを生かせなかった。)
今回、しっかりと理解ができましたので今後は積極的にこのような表現を使用したいと思います。