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「成功」の定義を変える

2016年6月17日 CATEGORY - 代表ブログ

ザ・シフト

皆さん、こんにちは。

今回は、映画のご紹介です。

「資本主義の限界」と「その次に来るパラダイム」について、このブログで何度かそれらに関する書籍などについての記事を書いてきていますが、どれもその限界についてはしっかりと説明してくれるのですが、その次を的確に表現してくれることはほとんどありません。

今回たまたま見たこの映画「ザ・シフト」は的確かどうかは分かりませんが、なんとなくヒントをくれる作品だったと思いご紹介します。

この映画は、アメリカでは非常に有名な自己啓発ライターであり、スピリチュアルライターであるウェイン・W・ダイア―博士が自ら出演し、「物質的な豊かさだけを求める考え方から、より崇高な生き方へとシフトするために」というテーマで、自らのインタビューと、テーマに関係するいくつかのドラマを織り交ぜるというものです。

ダイア―博士は、作品の中で「ベストセラー作家になり、いわゆる成功者となったが、人生への満ち足りなさは解消されなかった」と振り返ります。そして、そんなときに読みはじめた古代インドや中国などのスピリチュアル書が、自分の中の「成功の定義」を変えていったと語ります。

博士は、経営学を学んだことのある人であれば、だれもが知っているマズローの「五段階欲求説」をより深める研究でも有名な方のようで、この五段階の最上段の「自己実現欲求」を満たすために必要な「成功」の定義が重要だと考えているようでした。

いわゆる「成功」の定義が、ここでいう「ベストセラー作家になる」とか「お金持ちになる」というようなものであったら、それを求めている過程で、運悪くその結果を出すことができないという場面に遭遇した時、その人は確実に不幸になってしまいます。

しかも、「ベストセラー作家になる」とか「お金持ちになる」というような「物質的な豊かさ」を基準にしたものは、この世で最終まで実現できる人というのは非常に限られているわけで、そもそも、大部分の人は得られるものではないし、仮に得られたら、今度はその比較対象が、他人から今日の「豊かな」自分自身となり、永遠に「満足」することはないため、本当の意味での「自己実現」につながりにくいという性質を持ちます。

そのため、多くの人が求めるべき「成功」の定義は、「物質的な豊かさ」を基準から「精神的(スピリチュアル)な豊かさ」を基準にしたものにシフトするしかないということに気が付くのです。

ただし、「物質的な豊かさ」というのは、多くの人にとって目に見えるし、分かりやすい。

それに対して「精神的(スピリチュアル)な豊かさ」というのを表現するのが非常に難しいものです。

この作品は、博士がより多くの人に対して理解が進むように、従来通りの書籍という形から、もう一つの表現方法としての「映画」という形に取り組んだものだったのではないかなと思います。