
ここまで来たか!
2017年9月20日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
先日(2017年9月14日)のyahooニュースのトップに出ていたものなのですでにご存じの方も多いかと思いますが、まさに「ここまで来たか!」と感じさせられるニュースがありました。
それは、「女優・黒柳徹子そっくりのアンドロイド「totto」が開発され、このほど、黒柳本人と初対面を果たした。」というものです。
このアンドロイドは、テレビ朝日主導のもと、電通、電通テック、エーラボの4社の共同開発で、マツコ・デラックスや自分自身のアンドロイドの制作で有名な大阪大学の石黒浩教授の監修で作られました。
まずはこちらをご覧ください。
これを見て本当にびっくりしました。
確かに、会話の呼吸が少しずれていたり、反応に少々頓珍漢なところがあります。
でも、人間でもこれぐらいの人は普通にいますよね?
まさに、技術の進歩がここまで来たかと思いました。
記事によるとこのtottoは、
「42年にわたる『徹子の部屋』の会話データをもとに、NTTテクノクロスが開発した最新の音声合成技術によって作成され。来年には、自律会話システムも搭載し、さまざまな場所で徹子との”おしゃべり”が楽しめるようになる予定。」
ということです。
この状態でも、ぎこちないながらも自律的な会話が成り立っていると見て取れましたので、それなら来年に搭載されるという「自立会話システム」とは何なのか、それではそれが搭載されていないというこのアンドロイドは一体どんな状態なのかという疑問が浮かびました。
このニュースに関する記事は色々なところで出されていましたが、皆一様にこの点についての解説がありませんでした。
ニュースの早い段階では結構こういった中途半端な記事が目立つのですが、私はどうしても気になってしまいます。
その「自立会話システム」なるものが存在しない状態でここまで驚かされるのであったら、搭載された後はどうなってしまうのかという好奇心が湧き出てきたので、我慢できず、すかさず音声対話システムについてネットで調べてみました。
すると、「音声対話システムはスマートフォンの音声アシスタントなどで実用化が進んでいるが,その多くは,基本的に聞かれたことに答えるのみの一問一答システムである。」という説明を見つけました。
ということは、私が黒柳さんとの会話にて感じたtottoの「会話の呼吸が少しずれていたり、反応に少々頓珍漢なところ」はまさにこの「聞かれたことに答えるのみの一問一答システム」の範囲内、もしくはそれの応用版に過ぎないコミュニケーションだったからだということだということなのかもしれません。
その段階で「ここまで来たか!」と思わせられるのなら、自律会話システムが搭載された暁には、もしかしたら本当の意味で「気が利いた」tottoちゃん改め、トットちゃんに変身してしまうかもしれません。
待ち遠しくて今からそわそわしてしまいます。