その国の言葉で話すということ
2007年5月7日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
今日は、日本人ではない人と話をするときにその国の言葉で話をすることの効用について考えました。
昨日東京に行く用事があって、ホテルのレストランで食事をしたのですが、隣にいたのは、外国人の母と娘でした。その方がイタリア人だということは、その親子が、会話の中で「ボナペティート!」を連発していたのでわかりました。
もちろん私はイタリア語は話せませんが、それがイタリア語であることはわかりました。
そして彼女たちが食事を終えたとき、私に声をかけてきました。
非常に流暢な英語で「チップはどのくらいおいたらよいか」ときいてきました。
わたしは、「日本では、サービス料として含まれているからゼロでいいんですよ。」と教えてあげて、私が「あなた方はイタリアからでしょう?」といったら、「どうしてそれがわかったのですか?」と非常に興味深そうにそして嬉しそうに聞いてきました。
わたしは「だって、ボナペティートという単語が聞こえたから」というとよりいっそうご機嫌が良くなられました。
たった、その一言で、その親子は私に大変な親近感を覚えたようでした。
彼らとは、英語を使って十二分に意思の疎通ははかれていたのです。
でも、たったのその一言を付け加えただけで、表面のコミュニケーションではなく、心のコミュニケーションがとれた気がしたのです。
これが、その国の言葉で話す効用だと思います。
確かに、わたしたちが、イタリアのレストランで英語で話し掛けた方から、「召し上がれって日本語でしょ」と言われたら嬉しいと思いますよね。
よく、ビジネスでは、英語が共通語だから英語ができれば十分だよという方がいますが、それは、十分ではなく、事足りるの領域です。
本当のビジネスでも国際交流でも、限りなく十分の領域まで高めたい。そう思って当然です。
だから、中国語講座も英語と同様、一生懸命にやっていこうと決意を新たにするのです。