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ウルトラ・ニッチ

2024年5月27日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

私は、自らが「国内留学」というかなり「ニッチ」な事業を運営している自負があるからかどうか分かりませんが、「メジャー」よりも「ニッチ」の事業、そしてそれを運営している経営者に親近感を感じることが多いです。

おいしすぎるパンを焼けるトースターの「バルミューダ」さん、無水調理のオーブンポットの「バーミキュラ」さん、私の高校の大先輩でもあるコーヒーハンターの川島さんの「MI CAFETO」など、その会社の奮闘ストーリーを聞くだけでこっちまでワクワクしてきてしまいます。

今回は、日本の最高級和牛に特化した「ニッチ」な領域を世界に広げるべくチャレンジを続けている「WAGYUMAFIA」の創業者でエグゼクティブシェフの浜田寿人氏の「ウルトラ・ニッチ」を読みましたのでご紹介します。

この「WAGYUMAFIA」はホリエモンこと堀江貴文氏の書籍や動画などで存在自体は知っており、ホリエモンが創業者かと思っていましたが、本書を読む限りでは、創業者は浜田氏でホリエモンは投資家およびプロモーターとして参画していると考えたほうが正しいような気がします。

以下、本書から本書の要旨をつかんでいただけるように印象的だった部分を引用しながらまとめてみたいと思います。

◆「一人称のマーケティングは強い。自分自身が『これは素晴らしい』と思えるものはどこかにきっと同じ考えを持ってくれる人がいるはずなのです。それを直感的に大切にすればいい。」

→つまりポイントは自分がのめりこめるほど「良い」と思える対象を商材にするということ。

◆「安い和牛を多量に売りさばく仕事は大企業に任せればよい。最高級和牛をフェラーリのように丁寧に売ることこそが大手ではなく零細組織に任されるべきこと。」

→私も駅前留学を全国的に広めることは到底できませんが、ここにしかない「国内留学」施設を丁寧に運営することは私たち中小企業だからこそできるのだと経験的に断言できます。

◆「尾崎牛という自らの名前を冠した最高級和牛を肥育から販売までも自分自身で手掛ける尾崎宗春さんが放った一言が、僕の心を強烈に突き刺すことになります。『僕は素人を騙す仕事は嫌だ。玄人をうならせる仕事をしたいんだ。』」

→何のためにわざわざこの「ニッチ」を対象としてビジネスを行うのかということを考えれば当たり前のことではありますが、最も大切なことがこの言葉に凝縮されていると思いました。

ここまでがニッチビジネスにとって「情熱」がいかに重要かという部分です。ただ、それだけではニッチは成り立ちません。情熱に加えて、以下の通り「テクニカル」の部分も要求されてきます。

「よく日本人が落ち入りがちな『日本の伝統文化や民芸品は外国人には面白がってもらえるのではないか』という発想は前提が違っています。面白がる前に、なんだか分からないのです。もちろん素晴らしいものもたくさんありますが、それだけでは売れません。どんなシーンで使うのか、どんな役に立つのか、理解してもらえないといけない。中国で日本の南部鉄器が大ヒットしましたが、これもお茶を飲むカルチャーを持つ中国において、中国茶でお茶も高級、急須も紫砂で作った一級の工芸品、でもお湯を沸かすのは電熱の普通のポット、という隙間にうまくPRして、そこに日本の伝統工芸品である南部鉄器が入り込めたのでした。」

この「隙間」を見つけることこそが「マーケティング」だと思うのですが、その「目利き力」を身に着けるためにはどうしたらいいかということが重要になるのですが、本書では以下のように述べられています。

「例えば、カメラ市場を席巻しているGoProはサーファーだった社長がサーフィンしながら自分の映像を撮りたいとあのカメラを作った。自分のクリエイティブから生まれたアイデアだったのです。こうしたニッチカテゴリーが大きく飛躍する時代なのです。自分たちのクリエイティブをこそ意識するべきです。では、どうするか。クリエイティブクラスを意識することです。ちょっと背伸びをした生活をする。これはすべての生活レベルを上げるというものではありません、それでは普通のお金持ちを目指すだけになってしまう。ここで重要視しているのは、自分が大切にするクリエイティブな領域に自分の時間とお金を少しでも投資するということです。普段はコンビニの缶コーヒーで過ごしている人が、コーヒー豆にこだわってみるなど、何を人生で大事にするのか改めて考えてみる。文化や芸術に関心を示してみる。そういうところにアンテナを立てておくことが必ず役に立ってくると僕は感じています。」

会員制の「WAGYUMAFIA」は難しいにしても、会員登録不要の「YAKINIKUMAFIA」には是非機会を見つけて行ってみたいと思います。

 

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