「コスト」と「いいもの」は比例しない
2012年10月3日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
今回は一見英語とは何の関係もない動画を紹介します。
しかもかなりくだらない内容も含んでおり不快に思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。
申し訳ございません。
まあ、私が個人的に彼の芸風が嫌いではないということもあるのですが、実はこのAMEMIYAの「日本の歴史始めました」DVD書籍の発売の裏側を日経MJ紙で紹介しており、なるほどと思った部分がありましたのでご紹介します。
AMEMIYAは人気お笑い芸人で色々な世情を歌に乗せて表現する芸で有名ですが、今回のこの日本史のネタを歌に乗せて表現するの制作が、予算のあまり多くかけられない中小のビジネスの参考になると思ったのです。
まず幅広い層に買ってもらうために価格をDVD付きでも1260円という手に取りやすい金額にまずは決めてしまったというのです。
そうなると、コストを大幅に削減しなければならない。しかし、パフォーマンスを落とすわけには行かない。
という二律背反の要求が生じます。
それを解決するために、録音スタジオを使わず、出版社の会議室を収録に使ったり、大勢のスタッフを雇わず、極力少人数で仕上げることで一日何百万というコストを削減したそうです。
しかし、だからこそ、スタジオの使用料を気にせずに納得のいくまで「いいもの」を作るためにこだわり続けることが可能となったといいます。
ここがミソのように思いました。
スタジオの使用料や、大勢のスタッフの人件費を考えてしまうと、時間を気にしなければならず、最高のものを追求し続けるというスタイルにどこかで妥協しなければならないところが出てきてしまうわけです。
コロンブスの卵的な事実かもしれません。
もちろん、これらはあくまでバランスの問題だとは思います。
しかし、現在では、使用する機材なども素人用のモノでもかなりの性能になってきていますし、インターネットを利用すればかなりの技術も格安で利用可能になっていることから、工夫次第でこのようなことが可能となると思います。
私たちの言語ビジネスにもまさに同じようなことが言えるなと思いながら記事を読みました。
まさに資源が限られているからこそ『納得のいくまで「いいもの」を作るためにこだわり続ける』ことができている。
今、そのことを身をもって感じているところです。