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スタバの呪い

2017年5月8日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日(2017年4月28日)の日経MJに「スタバ愛なら負けません」というスターバックスコーヒーの強烈な愛好者たちについての記事がありました。

その強烈さについては、次の記事からの引用にてご理解ください。

「『カスタムの女王』と呼ばれる女性は、計10種類前後あるシロップやソースなどを縦横無尽に操り、注文したオリジナルドリンクをほぼ毎日インスタグラムに挙げており、1時間後には1000件の『いいね』がつく。また、紹介したドリンクは『やってみました』とマネする人が後を絶たない。」

「『キャラマキさん』と呼ばる店員の間で有名な男性は、国内のスタバ全店(達成当時1,101店舗)を訪れた。休みができれば日帰りで札幌や那覇、時には韓国の店舗にまで訪れる。しかし、スタバの店舗はどんどん増えているので、彼の計画は決して終わらない。」

「『うりぼーさん』と呼ばれる男性の家には、東京、カナダ、チリなど世界各地でご当地物として売られるスタバのマグカップやタンブラーがずらり、その数1000個以上が並ぶ。さすがに世界中は回れないが現地の知人に頼んだり、各地のコレクター仲間に譲ってもらったり。」

この人たちの気持ち、私としては結構わかります。というか、そのような気持ちについてのブログも「トミカの呪い」というタイトルで以前に書いています。

これは、人間の本能で、何かの知識(興味)を吸収し始めると、自分の知識(興味)の不足度合いを認識して、本来あるべき知識(ほぼ無限大)との隙間を埋めようとして、もっともっと欲しくなるという現象です。

かつて私が、呪われたものとしては、「ロッテのビックリマンチョコ」「トミーのゾイド」「タミヤのミニ四駆」「全国各地のテレフォンカード」「雑木林にいる昆虫(オオスズメバチも含む)」などがあげられます。

これらの呪いが成立するための条件としては、単に種類が多いということだけでなく、その背景にしっかりとしたストーリーというかコンセプトが存在しているということだと思います。

ビックリマンでは天使とお守りの悪魔との戦い、ゾイドでは共和国軍と帝国軍の戦い、雑木林に至っては自然という壮大なシステムが存在していました。

スターバックスは、上記のように各地ごとのオリジナルカップや顧客ごとの好みに対応したきめの細かなカスタマイズ商品を提供したり、スタバ独特の洗練された空間によって、そこでしか味わえない至福の時間を演出するなど、その呪いの仕掛けには事欠かないなと感心します。

ランゲッジ・ヴィレッジのある静岡県富士市には最近2件目のスターバックスができましたが、富士山が見える店舗限定のマグカップがあるらしいので、私も今度試してみようと思います。

スタバマニアの気持ちが分からないわけではないので、少し踏み込むと自分もスタバの呪いにかかってしまったらと心配になってしまいます。(笑)