パワーナップ制度
2012年4月15日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
先週、とても面白いニュース記事がありました。
「さいたま市にある住宅リフォームの会社が、社員の就業中の仮眠を認める「パワー・ナップ制度」を導入した」
というものです。
幼稚園以来、「昼寝」というものからずっと遠ざかっていたので、小学校、中学、高校、大学という非社会人を通り越して、社会人の組織である会社が率先して「昼寝」を制度化するというニュースに驚きました。
ただ、よく読んで見ますと、単なる昼寝という考え方ではなく、科学的見地に基づいたパワー・ナップ (power-nap)という、ごく短時間の仮眠を指すようです。
単位時間当たり最大の効果を狙う米国発祥の睡眠法らしいです。
この会社は、当初「シエスタ(お昼寝)制度」と名付けたようですが、比較的長時間の休憩を指すシエスタよりも適した「パワー・ナップ」に改称したそうです。
具体的には、
「社員に1日に1回、15~20分の短い仮眠を認めて、眠くなったタイミングで、各自が自主的に眠りに入る。デスクに枕を置いて寝る、言葉や表示で伝えるなど、仮眠中であることが分かるようにすれば、周囲が電話を回さないなど配慮する。」
とのことです。
いいな~最高ですね。
でも、社会人の昼寝という習慣は日本では、職人の世界では当たり前にありました。
昼食後に少し昼寝をして、午後の仕事への集中力や安全性を高めていました。
高校生の時、よく校舎の修理などで職人さんが昼に気持ちよさそうに昼寝をしているのを見て、妙にうらやましかったことを思い出しました。
しかし、日々「早寝、早起き」の習慣をしっかり作れば、それは不要というもの。
でも、それが難しい社会だからこそ、の制度なのかもしれません。