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ユーチューバーアカデミー

2017年10月9日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日(2017年9月13日)の日経MJの記事に小学生を対象としたユーチューバー養成講座についての以下のような記事が載っていました。

「ベンチャー企業のFULMAのユーチューバーアカデミーは小学1~6年生を対象としており、動画制作を通じて表現の仕方やインターネットを活用する上での注意点なども学べる。ネットの動画に興味を持ち始めた子供とその親に『入門編』としてのサービスを提供する。授業は1回2時間が基本で定員は10名程度。撮影や動画編集は低学年、高学年にはBGMをつけたり文字を表示したりする方法も教える。また、『ネットに上げた情報は消えない』『本名や学校名、住所などは言わない』といったことや道徳に反する行為をしないなど適切な動画のあり方も子供に考えさせる。受講料は教材費込みで1回3240円。」

私は、かつて「スティーブジョブズは我が子をアナログで育てた」という記事の中で、スティーブジョブズをはじめとするIT企業の旗手たちの多くがそうであったことを引き合いにして、「DS などの携帯型ゲーム機はもちろんのことi-padやi-phoneまでも含めた全ての電子機器を遠ざけるべきだと思っています。」と述べました。

その考えは、その記事を書いてから3年たった今でも基本的に変わっていませんし、引き続きそのことを実践しています。

その大きな理由は、10歳未満の子供たちが、大人と比較して生物学的にIT機器に対して「中毒症状をおこしやすい」ことです。

そして、それは非常に強い刺激を一方的に受け取るという「受身」な状態が継続することで起こります。

その「受身」の状態を継続した先には、人間同士の「コミュニケーション不全」が引き起こされるということになります。

ですから、スティーブジョブズらは、自らの子供たちについては、宿題のためだけにそれらを使用させるようきっちりけじめをつけさせ、それ以外の時間では家族との会話を充実させたのです。

彼らが子供たちに理解させようとしたのは、IT化自体を否定するのではなく、ITのとりことなるような「受身」な付き合い方をやめ、自らがIT技術を操って、新しいものを作り出す道具として活用するような「積極的」な付き合い方をすべきだということだったと思います。

今回の「ユーチューバーアカデミー」の試みはまさに、この点を具体化したビジネスではないかと思いました。

動画において自らのメッセージを効果的に伝える方法を学ぶということは、まさにアナログ人間の欲求である「表現したい」ことをいかに新しいテクノロジーを活用することで実現するかを学ぶことだと思います。

この講座を運営する会社のウェブサイトにあった以下の「ミッション」はそのことを如実に語っています。

私たちのミッション 

それは子どもたちの「やりたい」という想いを実現すること 

やりたいことができた! 応援してもらえた! 

そんな経験が子どもたちの「自信」を育みます

 

 

 

 

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