実際に感じることの重要性
2010年12月18日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さんこんにちは。
先週、仕事で上海に行ってまいりました。3年ほど前に一度行っておりそのときの上海と今の上海で大きな違いを実感し、実際に行って、見て、感じることがどれほど重要かということを再認識しました。
中国の発展ぶりは、テレビ、新聞、インターネット、ありとあらゆる媒体で明らかになっています。
ただ、その中で、「そうはいっても、まだまだ、市民の文化的水準は低いので、先進国には精神的にも文化的にも追いつくにはずっと先のことになる。」ということをよく言われます。
実際に、3年前に私が行ったときにもそのようなことを強く感じたのも事実でした。そのことを3年前に強く感じさせた代表例が「人々が平気でそこらじゅうに痰をはく」行為でした。
5分歩けば、少なくとも一度はそのようなところに遭遇していたといっても過言ではありませんでした。
しかし、驚いたことに今回の3泊4日の行程の中で一度もそのような場面に遭遇しなかったのです。
今回は上海しか立ち寄られなかったので、中国全体について言うことはできませんが、少なくとも上海では3年間という短い時間で、人間の習慣という変えることが最も難しいことのひとつを、変えてしまったことは事実です。
もちろん、ホテルやお店の従業員さんのサービス水準はまだまだの部分はあります。しかし、今回の変貌振りを目にして、それらの改善もそう遠くないうちに、達成されるのではないかと思います。
このようなことは実際に行ってみなければ感じられないことで、自分が実際に感じて収集した情報以外の情報を鵜呑みにして何でも思考の基礎とすることはとても危険だなと強く感じた次第です。