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新しい首相候補

2007年9月24日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

昨日、日本の総理大臣候補である自民党総裁選挙で福田康夫氏が選出されました。

当初から圧勝が予想されていましたが、ふたを開けてみると以外に次点の麻生氏も善戦したのではというような内容に終わりました。

小泉首相の圧倒的な国民的人気の政治から、その後をその路線を引き継ぐような形で安倍氏の政治に移りました。

しかし、「小泉さん路線を引き継ぐ」というような中途半端な「小型版小泉首相」を押し出して何とかなるような甘い世界ではなかったということは白日の下にされました。

ただ、小泉氏から安倍氏にかわってからのひとつ大きな政策転換といえば、外交政策であったのではと思います。

特に対アジア政策では大きく転換し宥和政策といえるような方向になりました。

毎年恒例となった「靖国参拝をどうするか」では、一人の閣僚以外は全員参拝しないで通しました。

それに対する中国、韓国の反応もかなり友好的なものでもあり、このことが安部内閣の唯一の功績ではないかというような方もいるぐらいです。

今度の福田氏はこの問題をどのように考えるのでしょうか?

安倍氏のとった外交政策は正しいのでしょうか?

あの対応は決して、将来のアジア外交の成功への方程式になりうるとは決して思えません。

態度を保留しただけで、考えを前に押し出すことをしなかった。

実に不健康な対応といわざるを得ないのではないでしょうか。

将来のアジア外交を真剣に考えるのであれば、真正面から真剣にアジアの国々とひざを交えて誠意を持って対話をし、押し出すべきところは押し出す。そういう努力のもとに複合的な結論を見出していくという大人の外交をしてもらいたい。

地味な福田氏ではありますが、逃げない大人の政治をお願いしたいと思います。