無責任時代の到来
2011年9月11日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
今週は、「ザ・無責任」なニュースが続きましたね。
どちらも、あまりにひどすぎて怒りすら感じます。
ひとつは、経済産業大臣、鉢呂氏の『死の町』『放射能つけるぞ』発言です。
百歩譲って、『死の町』発言は、表現の問題で、凄惨さを伝えるためだという理由をつければ、ありえなくもありません。
むしろその言葉尻を捉えて批判するマスコミに対して、「またか」という感じを受けていました。
しかし、『放射能をつけるぞ』発言とその後に続く、言い訳。
あまりにひどすぎる。
当事者意識がなさ過ぎる。
想像力がなさ過ぎる。被害者への共感力がなさ過ぎる。・・・・・・・ないないずくしです。
もともと、この人は農協の職員出身で、経済行政の長になるには経験がないのではないかという心配を押して、就任したはずです。
それが、経済行政の経験どころか、社会人としての一般的な能力に著しく欠けていた、というしかない結末です。
民主党には本当に人材がいないのでしょうか。
野田首相は、この内閣は『後がない・失敗が許されない』内閣だという自覚を持って組閣したはずです。
なのになぜ・・・・?
被災地から遠く離れた、私がここまで怒るのですから、被災地の皆さんの怒りはいかほどか、想像を絶します。
二つ目は、成田空港の管制官がアメリカの大統領機エアフォースワンの飛行予定をツイッターでつぶやくという情報漏えいの問題です。
羽田空港に勤務する50代の男性主任航空管制官が、エアフォースワンや米軍無人偵察機「グローバルホーク」だけでなく、他の民間航空機などの飛行計画についても、複数回にわたり自身のブログに掲載していたとのことです。
しかも、これを引き起こしたのがデジタルにまみれて育ち、ソーシャルネットワークと、現実のネットワークとの区別がつきにくくなってしまった若者が引き起こしたのかと思ったら、なんと50代の主任航空管制官だというじゃないですか。
自分が置かれている立場、その所作しだいであまりにも多くの人に影響を与えるかもしれないというリスクを負うという責任をまったくそっちのけで、その立場から生じる権威だけを振りかざすという幼稚さが、この二つの問題から浮き彫りになっていると思います。
それにしても、あまりに情けない大人たちではありませんか・・・・・・