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やっぱり登場した「ホラー版ミッキー」

2024年1月21日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

今から二年ほど前にこのブログで、「ミッキーマウスの著作権が切れたら」という記事を書いて、すでにその時点で著作権が切れていた「クマのプーさん」のケースでプーさんを主人公にした映画「Winnie the Pooh: Blood and Honey (くまのプーさん:血とはちみつ)」というホラー映画が作られている事実をお伝えしました。

ただ、その中で私は、ミッキーマウスの件についてはクマのプーさんとは異なり、そのような混乱は起こりづらいのではないかという楽観的な見解を示していました。

しかし、先日(2024年1月18日)の毎日新聞のウェブ版に、「初代ミッキー、著作権切れでホラー映画続々発表」の記事を見つけてしまいました。

以下、記事を要約します。

「米ウォルト・ディズニーの人気キャラクター『ミッキーマウス』が悪役を演じるホラー映画の製作が、独立系の映画監督により相次いで発表されている。初代ミッキーのデビュー作『蒸気船ウィリー』(1928年製作)の95年間の著作権が失効し、1月1日以降は社会の公共財産として、キャラクターの無断使用が可能になったためだ。パブリックドメインとなった初日の1日、さっそく実写版の『Mickey’s Mouse Trap』の製作が発表された。ユーチューブで配信された予告編動画では、ゲームセンターで遊ぶ若者たちにミッキーマウスのマスクをかぶった何者かが忍び寄り、若者たちが恐怖で叫び声をあげる場面が描かれている。蒸気船ウィリーを扱った別のホラーアニメ映画の製作も発表されている。ただ、著作権が切れるのはモノクロで描かれた初代ミッキーのみで、楕円形の小さな黒目で白い大きな手袋も着けていない。カラーで描かれた現代バージョンのミッキーは引き続き著作権で保護される。」

議論があるとすればそのポイントは、この作品が「ディズニーを連想させない」形で「著作権の切れたイメージのミッキーを使った新しい創作」であるかどうかということになります。

まあ、前回のプーさん同様、形式上はその要件は保たれていると思われます。

ただ私には、どうしてもすっきりしない感じがぬぐい切れませんでした。

それは、初代ミッキーの著作権が切れたと同時にそれ作品の中心的素材として使用したという事実だけがニュースになることは確実で、それだけを狙って作品のプロモーションに利用しているということが見え見えだからです。

つまり、これらの製作者には、ディズニー社が築いてきた資産にタダ乗りしようという意図が明確にあるわけです。

その意味でいうと、これは著作権の問題ではなく別の社会正義の問題として議論の余地があるようにも思えます。

例えば、令和5年10月1日に新たに景品表示法で規制対象となった「ステルスマーケティング」のように、別の法律で新たな規制がなされるとか。

ちょっと神経質になりすぎかもしれませんが、皆さんはどのように思われますか?

 

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