糖質制限ダイエットのその後
2021年11月29日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
今年もまたこの時期がやってきました。
そう、健康診断、言い換えれば私がやってきた「糖質制限」の状況を報告する時期です。
昨年の記事では、以下のようにお伝えしていました。
「次の一年は、『自宅で白米を食べない』の維持と『おなかいっぱい』の部分のできる限りの制限を自分に課したいと思います。来年の報告をお約束することがそのモチベーションになると信じて。」
結論から申し上げますと、私はこの宣言から数か月後に「糖質制限」をやめてしまいました。というか、やめざるを得なくなってしまったというのが正確です。
というのも、このダイエットのミソは、「炭水化物さえ食べなければ、他のものをいくら食べても体重が増えない」ところにあったわけで、私としては前者を維持することはできたのですが、後者は維持できず相変わらず炭水化物以外のものはたっぷりのソースなどとともに思う存分摂取していました。
そんな生活を続けていながらも体重の維持には成功していた中、何日か頭痛が続いたこともあって病院に行きました。
MRIを含め様々な検査をしたところ、脳には全く異常がなかったのですが、「血圧」の数値が急激に高くなっていることを指摘されました。
その時お医者さんに対して「糖質制限」を実施中であり、「炭水化物以外のものをたっぷり摂取」していることを伝えたところ、間違いなくそれが原因であり、すぐに通常の食生活に戻るべきだと諭されてしまいました。
このことによって、女房をはじめとする我が家の女性陣全員から圧倒的な圧力をかけられ、敢え無く糖質制限を諦めることとなったと言うわけです。
先述したように、私にとって「糖質制限」という手法が魅力的だったのは、「糖質さえ制限すればそれ以外はどれだけ摂取してもよい」という悪魔のささやきによるものでした。
「脂肪はいくら摂取しても理論的には体脂肪化しない」とか、「ソースなどに含まれる塩分も体重増加には無関係だ」とか言っても、人間の全体的な健康は当然のことながら体重とは異なる要素が複雑に絡み合っているわけで、「炭水化物」以外はいくらでも取っていいということにはなりませんよね。
ただこれを言ってしまうと言い訳にしかなりませんが、少なくとも私が読んだ「糖質制限」関連の書籍にはそのリスクに対しての記述が明らかに少ないというか皆無でした。
そしてそれは、「糖質制限」に魅力を感じてしまうのは、圧倒的に私のような物事を自分の都合の良いように解釈してしまう人間に多いことを考えれば、少々問題があるように思います。(笑)
これについては、例の「聞き流すだけ英会話」の是非の議論と同じような見方ができるように思います。
つまり、ある程度英語の基礎ができている人なら「聞き流すだけ」でも効果はそれなりに期待できる(ただし、それを継続できるかどうかということと、その素材をそれだけ高額で入手する必要があるかどうかは別問題)一方で、そのような教材に飛びついた人たちのほとんどは、基礎をやりたくないからこそ飛びついているという図式と同じです。
このようなことから、現在私は普通の食生活に戻り、極力暴飲暴食を「極力」避けることで何とか体重と血圧の両方を通常に抑える努力を継続しています。
英語も健康もやはり王道を進むことこそが最善の途だという真理をかみしめています。