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視点を変えれば

2010年10月3日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日初めて中国に「教師節」なる日があることを知りました。

具体的に教師に感謝するべき日を制定するくらいなのだから、日本と比べて、中国では教師の社会的立場が高いのかな?ともおもい、大変すばらしいことだと感じておりました。

ところが、今朝、中国関係の新聞の中に、「教師節の教師への賄賂の横行が社会問題化」という記事を発見しました。

少しでもわが子への教師の待遇を良くさせようと、保護者が教師への贈り物や、食事への招待合戦を繰り広げることが恒常化しつつあるそうです。

ひとつのニュースを取り上げても、その切り取り方でかなり話題としてはイメージの変わってくるものなのだなと感じられました。

このことは、マスコミの責任の重さにも直結してくる話だと思います。

今日の日本の報道ではたとえば、同じ時間帯にニュース番組やワイドショーなど、ほとんどすべての局でまったくとは言わないまでも同じ話題、同じ論調で、結局いろいろチャンネルをまわしても同じことといった展開が繰り広げられています。

これでは、ひとつの事件に対する視聴者のイメージが、マスコミによって固定化されてしまうといわれても仕方なえないかもしれません。

少なくとも、テレビ局、新聞社の数だけ、視点・切り口が異なり、視聴者がひとつの問題に対する見方を360度確保できるような状況を確保しなければ、日本の中国に対する考えも、なんら日本人が批判する中国の日本に対する考え方と変わらなくなってしまうと思います。

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