驚きの報道
2007年7月22日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
中国関係の報道が最近はなんだか悪い方向で多いように感じています。
やはり、誰もが唖然としたのは、ダンボール肉まん報道、それからそれに引き続いての「やらせ報道」告白ではないでしょうか?
告白が正しいと仮定してですが、どちらがうそを言っているのかということがはっきりしないとみんなが思ってること自体が問題でしょう。
もう何がなんだかわからなくなってしまいます。これは、中国だけのことではありません。日本でも、「やらせ」の報道には事欠きませんよね。
報道が、テレビが、単なる「びっくり箱」と化してしまっている。
従来でも、たとえば一部の急進派の論者が、「新聞報道を鵜呑みにするな」というようなことを言う場合もありましたが、あくまで受け取るわれわれも、そしてそれを言っている論者本人も、あくまで完全に疑えという意味ではなかったかと思います。
もしかしたら偽りのものが含まれているかもしれないから気をつけるべきという程度であったかと思います。
それがどうでしょう。
いまでは、冗談ではなく、基本的に疑いから入るべきだと多くの方が覚悟しながら報道を受け取るようになってしまったように思います。
それならば、報道の意味はどこにあるのでしょうか?
近所の人々の井戸端会議のネタの情報精度と、数多くのインテリの記者を抱えて莫大な取材費をつぎ込んでいるマスコミからの報道が同じように基本的に疑いから入らなければならないということになれば、初めからそんなものは不要だということにもなりかねません。
特に、中国はこれから万博、オリンピックと世界に向けて国家をアピールすることが多くなってきます。
マスコミは社会の、そして世界の「公器」だというプライドをもう一度取り戻していただきたいと強く願います。