
なぜパーパス経営が必要なの?
2026年2月3日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。
昨日(2026年2月2日)、地元の金融機関主催の勉強会にて、「戦略デザイナー」として活躍されているBIOTOPEの代表の佐宗邦威氏の「会社の理想と戦略をつなぐ7つのステップ」という講演を聞くことができました。
実は佐宗氏のお名前は、だいぶ前にご著書「直感と論理をつなぐ思考法」を購入してあって、ずっと積読状態になっていたことを気にしていて存じ上げておりまして、この講演をきっかけに読み始められると思い、参加させていただきました。
実際に講演を聞く前は「直感と論理」という戦略デザイン系のお話かなと思っていたのですが、このご著書が書かれたのは2019年ということで、それからだいぶ「パーパス、ビジョン、ミッション、バリュー」系のお話をされておりました。
もちろん、今までの「企業間競争」というゼロサム系の企業のあり方から、ゼロから1を作るための「起業の存在意義」を意識した経営にシフトしていく必要性から、直観と論理をつなぐという考えと「パーパス、ビジョン、ミッション、バリュー」はつながることは分かったのですが、講演の最初はすこし違和感を感じたのが正直なところでした。
しかし、ほどなくなぜ佐宗氏が、「パーパス、ビジョン、ミッション、バリュー」を意識した企業づくりの重要性を多くの日本企業に伝導していきたいと思われたのか、その理由を伺い納得しました。
佐宗氏は、東京大学法学部を卒業された後、全く畑違いの学問領域である「デザイン」を学ぶために、イリノイ工科大学の大学院でデザイン研究をされ、デザインメソッドの修士を得て、P&Gにてマーケティングを、そしてソニーで新規事業創出などに携わった後、独立され戦略デザインファームBIOTOPEを創業されました。
自社を創業当初は、自身の学問領域であるデザインメソッドを活用して、企業組織のイノベーションやブランディングの支援を中心に事業を行っており、そのような事業領域では何よりも社員の自由な発想が大切であるという考えの下、自社においてルールというものを排除した非常に自由な社風を意識されていたそうです。
しかし、コロナ禍が始まったとたんに、ルールが存在しない完全なる「自由の社風」が、組織の崩壊に直結してしまったと言います。
具体的には、リモートが中心の働き方を余儀なくされたとたんに離職者が増え、最終的には社員の半数が会社からいなくなってしまいました。
それによって、佐宗氏は、ルールという一定の枠の中での自由でなければ、持続可能性のある「自由の社風」を維持することができないことを学び、現在はイノベーションやブランディングの支援に加え、今回の講義のテーマでもある企業理念の策定及び実装の支援の事業を行うようになったとのことです。
私自身も、企業理念の重要性についてはかなり理解をしている方だと自負しており、このブログでもいくつか記事を書いてきました。
ただ、昨今は「パーパス経営」という言葉ができるなど、ある種ブームのような感じになっているのを少し斜めから見るようなところも正直あったのですが、今回、佐宗氏の講演を聞き、そのあたりを斜めに見ることなく、「パーパス、ビジョン、ミッション、バリュー」を意識した企業づくりの重要性を理解できたと感じています。
また、講演において、佐宗氏のその誠意あふれる語り口から繰り出される深いビジネス理解の深さを実感させられたことから、現在積読状態にあるご著書をすぐにでも読み始めようという気持ちになりました。
できるだけ早く読了し、このブログでご紹介できればと思っています。









