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AIにできることと人間にしかできないこと

2025年9月12日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

前回ご紹介した「教育ビジネス」において、「新しい教育」にはAIをはじめとするテクノロジーと人間との協力体制による「知識」のみならず「思考」「行動」までを含む主体的・対話的で深い学びが重要になってくることを学びました。

その中で「テクノロジーと人間との協力体制」の解説部分において取り上げられていた「AIにできることと人間にしかできないこと」についての見解が非常に分かりやすかったので、別個に見てみることにしました。

まず、「AIにできることと」についてですが、本書では以下のように説明されていました。

「現在の多くのAIツールは『指導型』であり、学習者が目標を設定し主体的に学ぶ機会を奪っています。これによりクリエイティブな思考や自己管理能力が育ちにくい。これでは、教育は『教えて之を育む』という孟子の考え方で説明すれば、生成AIの活用は『教える』という活動を強化し、『育む』という面を弱めることになりかねません。つまり、従来の教育モデルのネガティブな側面を強化してしまうリスクもあると言えます。そのため、生成AIは「知識注入」のためのあくまで学びの補助ツールとして利用する場合には大変有用なものだと考えるべきです。」

それは、以前の「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」の記事に書いたように、「彼らがやっていることは『最適化問題を解く』ことで、そのことにかけては私たち人間よりもずっと得意であり、尚且つ休みなしでそのことを続けることができる」からです。

上記のようにAIを補助的に活用することで、圧倒的な効率化を図りつつ、「思考」「行動」までを含む主体的・対話的で深い学びの部分はあくまでも「人間にしかできないこと」によって成し遂げなくてはなりません。

では次に、この「人間にしかできないこと」について以下に該当部分を要約引用します。

「AIが『教える』という役割を担う時代には、人間には『育む』という役割が重要になってきます。この『育む』をどう実現していくのかはAIと人間の違いにかかっています。それは、体験ができるかどうかです。生成AIはとてつもない量の情報を学習していますが、それを自分で体験しているわけではありません。しかし、人間は文字情報にとらわれない空間に立体的に存在しています。人間はどこかに移動することや、何か実際の動きを起こすこと、実物を作り出すことができます。つまり、私たち人間はAI と違って、直接体験したり、そこで感じたことを豊かに表現したり思考したりできるのです。」

「(立体的な)思考」や「行動」は、体験なくしてはありえないという、この至極当たり前なことを私たちは思い出さなければなりません。

そして、それを思い出したら、その貴重な私たち人間にしかできないことを、AIにもできるような「知識注入」の場面でこのリソースを使うことを極力避けながら、「(立体的な)思考」や「行動」の部分に全面的に投入すればよいのです。

このような本書の主張を目の当たりにしたことで、このAI全盛の時代に何から何まで「人間同士の体験」で埋め尽くされる「国内留学」というサービスを私たちが提供し続けることの意義を再確認できたと思っています。

 

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