
好きを強みに変える育て方
2026年3月1日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。
「GOOD BYE NOBI」、「日本人が見習うべき英語⑨:落合信彦編」、「日本人が見習うべき英語⑩:落合陽一編」と落合家の人々に関するブログを立て続けに書いてきました。
その中で、最初のブログの後半に以下のような感想を述べました。
「この二人は、全く異なった道を進まれた『情熱の父親』と『冷徹な息子』でありながら、奥底では完全に重なった部分を持ちながらその時代時代にあった才能をいかんなく発揮されていることが確認できたような気がします。」
そこで、この息子をどのようにその父親が育てたかが気になって仕方がなくなってしまったのですが、そのような都合のいい本など存在していないだろうと思いながらダメもとでネット検索したところ、母親である落合ひろみ氏と息子陽一氏がともに落合家の教育を振り返って書かれた「好きを強みに変える育て方」という実に都合の良い本を見つけ、早速読んでみました。
やはり特に印象的なのは息子の陽一氏の発言ということになってしまいますが、その中でも今後の世の中がどのようになっていくのかについて以下のような鋭い指摘がありました。
「人類は15000年という長い時間をかけて、農業、工業、情報産業へシフトしていき、その時代ごとに有用な技術やスキル(道具)が生まれては消えていったが、今起ころうとしているのは人間の知性そのものと計算機の持つ知性が本質的に交わることで知能のあり方そのものが根底から揺さぶれれるパラダイムシフトだという点で、これまでの『道具の導入』とは位相が全く異なります。」
そしてもう一点、陽一氏がよく使う「デジタルネイチャー」という言葉があるのですが、この言葉の意味合いについての説明があり、それが上記の指摘に関する理解をより強固にしてくれると思いましたのでこちらについても以下引用します。
「デジタルネイチャーとは、計算機環境と自然環境を連続的にとらえる視点のことです。それは、人類がテクノロジーを使うだけではなく、テクノロジーと環境が混ざり合い、連続する広大な生態系に私たち人間が飲み込まれていく感覚を意味します。web2.0やSNSは単に情報伝達のあり方を変えただけにとどまる一方で、デジタルネイチャーは知性そのものの定義を変えるほどの転換をもたらすことになります。」
ここまで大きな転換点に私たちがいるのだということを陽一氏は独自のワードを駆使しながら教えてくれているという点において強烈なインパクトがありましたが、それに加えて、では大人はどう子供の教育に貢献できるかについても以下のように短くも貴重なアドバイスをされています。
「その中で大人が子供にできることと言えば、『新しい課題を発見するきっかけを示すこと』と『それを楽しめる視座を与えること』くらいであり、子供が自分なりの興味を深堀できるような環境づくりに尽きるのではないでしょうか。」
このような認識に立ったうえで「これら必要な教育」を考えた場合、「今までの教育」に関する認識を前提として考えること自体がナンセンスであることだけは理解することができました。
また、そのような理解に立てばこそ、母親のひろみ氏に対してどう子供を育てるべきなのかという質問をぶつけることの意味はかなり限定的なものになってしまうとも思われますが、その中で大人に残された子供のために取るべき行動に関するひろみ氏の回答はご紹介しておくべきと考えました。
「『勉強しなさい』とは決して言わないようにと夫である落合信彦より厳命されていたこともありそれを守りました。その代わりに親も一緒に机につくなどして仕事や学習に自ら向かう姿勢を見せること、そして子供の小さいころからの『なぜ?』『どうして?』の問に真剣に対峙して、それを親として知らないなら徹底的に調べて理解した上で回答する努力をしてきました。興味から生まれた子供の質問にしっかり向き合ってあげることで子供を学びへの入り口に立たせることができますから。」
さすが落合家、現代の魔法使いと呼ばれる落合陽一はこうしてできたのかと納得せざるを得ませんでした。









