
完全にだまされました
2026年4月6日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。
先日(2026年4月1日)に、何の媒体で目にしたのかは忘れてしまいましたが、「浜松駅に『新幹線のぞみ号』が停車することにJR東海と静岡県が合意」というニュースに接し、「ああ、ようやくか(でも静岡駅ではなく浜松駅かという意外性を伴って)」という感想を持ったことを覚えています。
ところが、本日の読売新聞朝刊に次のような記事(ネット記事はこちら)があり、人生で初めて「フェイクニュース」というものに実際にそして完全に振り回される経験することになりました。
「静岡新聞の紙面画像を生成AI(人工知能)で加工し、東海道新幹線『のぞみ』の浜松駅への停車が決まったかのように見出しを改変した偽画像がX(旧ツイッター)に投稿されていたことがわかった。投稿は1日。『浜松駅にのぞみ停車』『JR東海と静岡県が合意』などと虚偽の見出しを付けて静岡新聞の夕刊1面を装った紙面画像が掲載された。無関係の記事や記者の署名が使われていた。同日中に削除されたが160万回以上表示され、『本当の記事と認識した』との閲覧者の投稿もあった。」(しかも、左下の記者署名欄の「浜松総局 高松勝」さんも実在しているようです。)
今回、私が「実際に、そして完全に(気持ちいいくらいに)」だまされたのは、静岡県民として静岡県内に「のぞみ」が止まる駅が一つもないことを常に残念に思ってきたことと、それが県庁所在地である「静岡駅」ではなく「浜松駅」であるという(なにか専門的な理由が背後にあるのではないかと思わせる)意外性も手伝って、それが真実であることに疑いを持つことがなかったのだと考えられます。
情報に対して常に批判的に接する姿勢の重要性を改めて確認させていただいたと思っています。
ただ、都市規模で近い岡山駅、広島駅のみならず、都市規模がもっと小さな長野駅などには「のぞみ」や「みずほ」などの速達列車が停車するのに、静岡県ばかり一駅にも止まらないのはなぜなのか。
このフェイクニュースにまんまとだまされただけでは悔しいので、せめてその理由を知りたいと調べましたら、このような「プレジデントオンラインの記事」を見つけました。

この記事より重要な部分を引用します。
「福岡・大阪間の山陽新幹線の場合、福岡市と岡山市と比べた場合、その差は東海道新幹線における東京・名古屋などの大都市と静岡市の差ほど大きなものではない。大阪と福岡の速達需要は山陽新幹線では大きな比重を占めるものの、東海道新幹線における東・名・阪の速達ニーズほど大きなものではないため、途中の岡山駅や広島駅の需要の比重も相対的に大きくなる。」
つまり、「静岡」は東京・名古屋という超大都市に挟まれており、ここでの乗降客の需要を取り込むことがより大きな東京・名古屋間を高速移動したい層の邪魔になってしまうためのぞみを停車させないのに対し、福岡などは大都市とはいえどそこまでの大きな需要は見込めないため、福岡・大阪間の「岡山」「広島」などは静岡よりも乗降者が少なくともそれらの需要自体を取り込む必要があることからのぞみを停車させるということが最終的な理由になります。
なるほど、確かにその停車駅決定の判断には合理性がありますし、JRが民間企業である以上、その判断に私たち静岡県民の「想い」を影響させることは適切ではないことは明らかです。
このように冷静になって考えれば考えるほど、先のフェイスニュースの罪の重さを厳しく指摘したくなってしまいます。









