「そうだったのか!」の重要性
2012年3月1日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
現在、「中学3年分の文法を血肉にする講座」というビデオ講座を製作中です。
そのガイダンスはすでにYOUTUBE上にアップされていますのでどうぞご覧ください。
日本人がよく口にする「文法はできるけど会話はできない」という言い訳を許さない(?)内容となっています。
この講座の中でのポイントの一つに「そうだったのか!」という「納得」を重要視しています。
人間の記憶はPCとは異なり、納得していないものは短期記憶にしかならず、納得した段階ではじめて、長期記憶になる資格が得られるのです。
私はへそ曲がりな中高生でしたので、納得しないと先生をいつまでも捕まえて、私が納得するまで離しませんでした。
そのときの先生の決まり文句は、「受験に対応するには、そんなことやってたら効率が悪い。とやかくいわずにひとつでも多く覚えなさい」というものでした。
確かに、「受験」のみに目的を定めた場合にはそれは正しいと思います。
しかし、「受験」だけのために中学高校、というとてつもなく長く、重要な時間を費やすにはあまりにばかばかしすぎませんか?と中高生ながらに思っていました。
そして、効率の悪い「なぜ」「なぜ」攻撃を懲りずにし続けました。
その結果、受験から15年も離れたいまでも、細かな知識はもちろん忘れてしまいますが、大まかな「仕組み」については頭から離れないものは数多くあります。
何でこんな話をしたのか?先日のたけしのTVタックルで教育スペシャルにて、ゆとり教育についての議論の中、円周率を3.14を3と教えることにしたことの是非が争われていました。その中で、たけしさんの一言、そんなのはどっちでもいいことで、円周率って何なのかを教えるべきではないのか?とおっしゃったとき、私の考えを肯定されたような気持ちになりました。
図のように円周率の3・14や3というような数値の意味こそが重要であること。
すなわち、内接多角形の辺の和と、外接多角形の辺の和が、それぞれ円の直径の何倍かを考え、その結果、「内接多角形の辺の和<円周<外接多角形の辺の和」のため、3.14がまあ妥当だろうということ。
そうなると、円周率を3で考えると円にならないかも・・・ということを自分で気がつくことになるはずです。
まさに、「血肉」とはこのことでしょう。
ぜひ、一人でも多くの方に、この講座を受講していただきたいと思っています。